検索エンジンで上位表示するためには、記事タイトルは重要です。

この記事では、SEOに強いタイトルタグの付け方にはルールがあることと、実際にタイトルタグを付ける手順を具体例をあげて解説します。

その他、タイトルタグについて、以下のような疑問をお持ちの方もこの記事を読んでいただくことで解消できるでしょう。

タイトルタグの最適な文字数は?
タイトルタグに使える記号について
タイトルタグは変更しても良いのか?
タイトルにキーワードを詰め込むのはNG?
クリック率を上げるタイトルの付け方
コピーライティングのテクニックは有効か?
タイトルタグとH1タグは何が違うのか?
タイトルがGoogle検索結果に反映されない理由

特にSEO記事のタイトルにコピーライティングのテクニックを使おうとする人がいますが、これはやめておいた方がいいでしょう。

目を引くタイトルの付け方を知りたい方にとっては、この記事は参考にならないと思います。

では、まず最初に「タイトルタグとは何か?」というところを簡単におさらいします。

タイトルタグとは?

タイトルタグとは、WEBサイト名や個別ページのタイトルを記述するHTMLのタグの1つです。

検索結果画面では青文字で表示されます。

タイトルタグの設定方法

HTMLでは下記のように記述します。

<title>SEOに強いタイトルタグ付け方のルールと手順を全解説</title>

ワードプレスでは記事投稿画面の一番上、「タイトルを追加」というところに記述すれば自動的にタイトルタグが生成されます。

ソースを見ると、以下のようになっています。

ただしワードプレスのプラグインで「All In One SEO Pack」を使っている場合は、All In One SEO Packで記述したタイトルが優先されます。

タイトルタグは「All In One SEO Pack」の記述が優先されるのですが、記事の見た目のタイトルは変わっていません。

以下のように、ソースを確認すると、「All In One SEO Pack」で記述した「タイトルの書き方」がタイトルタグに設定されるのですが、記事の上では「SEOに強いタイトルタグ付け方のルールと手順を全解説」と表示されています。

これは、ワードプレスのタイトル記述欄がタイトルタグを生成するとともに、H1タグにも設定されるからです。

多くのワードプレスのテーマでは、タイトル=H1タグとなっています。

タイトルタグの役割

タイトルタグの役割は2つあります。

タイトルタグの役割

1.ユーザーに何の記事が知らせる
2.検索エンジンに何の記事が知らせる

ユーザーは検索結果を見て、どの記事をクリックするかを決めますが、そのときに大きな役割を果たすのがタイトルです。

検索エンジンはタイトルタグに使われている単語をもとに何の記事かを判断します。

タイトルタグの効果と重要性について

タイトルタグの効果と重要性については次の2つを押さえておきましょう。

1.検索結果画面でクリックされるかどうか?

さきほども説明した通り、検索ユーザーは検索結果画面に表示される記事タイトルを見て、自分が知りたい情報があるかどうかを判断してクリックします。

検索結果の上位にいるほうがクリック率が高いという事実はありますが、タイトルを見て、1位の記事より先に3位の記事をクリックするということもあるでしょう。この記事を読んでいるあなたも経験があるのではないでしょうか。

ちなみに、順位別のクリック率最新データは次のようになっています。

(出典:SISTRIX

2020年7月にSISTRIX社が公開したの検索順位別クリック率データです。

8000万を超えるキーワードと数十億の検索結果を分析した結果です。

検索順位1位の記事が圧倒的にクリック率が高いですが、どんなSEOの達人であろうと、すべてのキーワードで1位を取ることは不可能です。

3位、4位でもいかにクリックしてもらうことができるかが、タイトルタグにかかっているというわけです。

2.検索順位を左右する

タイトルタグにどんなキーワードを入れるかによって、検索順位が左右されます。

例えば、「SEO対策」というキーワードで上位表示したい場合、タイトルタグの中に「SEO対策」というキーワードがなければ、どんなに素晴らしい記事を書いても、おそらく「SEO対策」では上位表示できません。

「検索結果で上位表示する方法」というタイトルでどんなに素晴らしいSEO対策のコンテンツを作っても、「SEO対策」ではおそらく上位表示はできません。

タイトルタグにはターゲットキーワードを必ず入れておくべきです。

次に、タイトルタグを付けるにあたって意識しておきたいルールをまとめます。

SEO対策を考慮したタイトルタグ付け方のルールとコツ

タイトルタグの付け方とルールについては、下記6点を解説します。

タイトルタグを付けるときのルール

1.タイトルタグにはターゲットキーワードを入れる
2.ターゲットキーワードはできるだけ左にする?
3.タイトルタグの最適な文字数は60バイト(30文字)以内
4.タイトルタグに括弧を使っても問題ない?
5.タイトルタグは変更しても大丈夫?
6.タイトルにキーワードを詰め込むのはNG?

1.タイトルタグにはターゲットキーワードを入れる

基本中の基本です。タイトルタグには狙っているターゲットキーワードを入れるようにしましょう。

この記事の場合は「タイトルタグ」がターゲットキーワードです。

タイトルに入っていないキーワードで上位表示されることもありますが、それはライバルが弱いキーワードであることがほとんどです。

つまり上位表示されても多くのアクセスは期待できません。

もちろん、狙っていないキーワードで上位表示されるのは大歓迎ですけどね。

蛇足ですが、今後GoogleのAIが進化してくると文脈を理解して、タイトルに入っていないキーワードでも上位表示させるようになるかもしれません。

例えば、「英語」と検索すると、1位は「Google翻訳」、2位は「Weblio翻訳」です。

どちらもタイトルに「英語」は含まれていません。

また、「食べ物」と検索すると、検索結果がローカライズされていますが、3位、4位には「食べ物」というキーワードは入っていません。

文脈を捉えて、グルメ情報を上位に持ってきています。

このようなキーワードは今後も増え続けていくと思われます。

2.ターゲットキーワードはできるだけ左にする?

SEOライティングの手順についての記事では、「ターゲットキーワードをできるだけ左にすることがポイント」と説明しました。

しかし実のところ、これはおまじない程度のルールであり、さきほども書いたようにGoogleのAIがさらに進化すれば、SEOとは関係ない話になるかもしれません。

できれば左にしておいたほうがいいかもね、という程度です。

この記事のタイトルは「SEOに強いタイトルタグ付け方のルールと手順を全解説」としましたが、このルールに従えば、ターゲットキーワードを一番左にもってきて

「タイトルタグ付け方のルールと手順|SEOで上位をとるには?」

上記のようにしたほうがいいのかもしれません。

いろんなキーワードで実際に検索結果画面を見ていくと、別にターゲットキーワードが左のほうになくても良さそうだ、ということはおわかりになると思います。

3.タイトルタグの最適な文字数は60バイト(30文字)以内

タイトルタグの文字数は理想は60バイト以内です。

(全角=2バイト、半角=1バイト)

これを超えると、検索結果画面で下記のようにタイトルがすべて表示されなくなります。

厳密に60バイトかというとそうでもなくて、64バイトでもすべて表示されることはあります。

また、スマートフォンの場合は、PCよりも表示される文字数が多くなります。

PCでの表示状況

SEOに強いtitleタグ(タイトルタグ)の付け方!タイトルを …

スマホでの表示状況

SEOに強いtitleタグ(タイトルタグ)の付け方!タイトルを最適化しよう …

スマホのほうが「最適化しよう」と6文字多く表示されています。

タイトルタグの文字数については、検索結果にすべて表示される必要はないと思います。

30文字を超えて、検索結果には表示されなくても、狙いたいキーワードを入れたほうがSEO的には良いと思います。

ただし、検索結果に表示される部分で、ユーザーに「何が書かれた記事か」ということがわかるようにするとともに、クリックしたくなる要素を入れることは必須です。

クリックしたくなる要素とは、ユーザーが知りたい情報が書かれていると思わせるワードを使うということです。

例えば、この記事に関して言うと、「SEO」「ルール」「手順」がユーザーの知りたいことではないかと思い、タイトルに入れています。

4.タイトルタグに括弧を使っても問題ない?

タイトルタグに括弧を使うことはSEO上、何の問題もありません。

【墨つき括弧】

「カギ括弧」

『二重カギ括弧』

〈山かっこ〉

《二重山かっこ》

{中かっこ}

いろいろな括弧がありますが、タイトルによく使われているのは、【墨つき括弧】でしょうか。

タイトルを目立たせたいときにはいいかもしれません。

しかし、「目立つ」というのは、結局のところ、「他と違う」ということですから、検索結果のタイトルに【墨つき括弧】ばかり使われていたら、逆に括弧を使わないほうが目立つということになるかもしれません。

5.タイトルタグは変更しても大丈夫?

一度つけたタイトルタグは変更しても何の問題もありません。

ただ、検索上位をすでに獲得しているときは、タイトル変更はリスクがあるので、注意が必要です。

人によっては、狙ったキーワードで3位まできたけど、「絶対に1位を狙う!」ということでタイトル変更をする人もいますが、なかなかチャレンジングな決断です。

1ページ目に入るまでは、タイトルタグはPDCAをまわして変更していけばよいと思います。

タイトル変更の結果がわかるまでの期間としては、変更したタイトルがインデックスされてから2~3週間というところでしょう。

もしタイトルを変更して順位が落ちたら、元のタイトルに戻す手もあります。

それで順位が100%戻るかというと、それはGoogleのみぞ知る問題ではあります。

6.タイトルにキーワードを詰め込むのはNG?

タイトルにキーワードを詰め込むのはダメという人は多いです。

1つの記事で狙うキーワードは一つにしましょう、ということです。

しかし、1つの記事で複数のキーワードを狙うことは可能です。

むしろ、複数のキーワードを詰め込むべきだと、私は考えています。

ただし、むやみに詰め込めばよいわけではありません。

日本語として破綻していたら、ユーザーにはバカにされますし、Googleからも評価されない時代になっています。

1つの記事で複数のキーワードを狙うとは具体的にどういうことか?これについては、後ほど、「タイトルタグに入れるキーワード数」というところで具体例をあげて解説します。

SEOに強いタイトルの付け方手順

基本的なルールを一通り解説したので、ここからは実際にタイトルを付ける手順についてです。

大まかな流れは次の通りです。

タイトルを付ける手順

前提.タイトルは見出しを作った後に決める
1.ターゲットキーワードの選定
2.ターゲットキーワードの関連キーワード・複合キーワードをチェック
3.記事構成を考える
4.タイトルに使うキーワードを決める

前提.タイトルは見出しを作った後に決める

記事タイトルを最初に考える人もいますが、記事タイトルは最後に決めることをおすすめします。

少なくとも、見出し構成を作った後にするのが良いと思います。

なぜなら、タイトルというのは、その記事に何が書かれているかを端的に表現したものであり、その記事に何が書かれているかは、見出しをまとめることによって表現できるからです。

言い方を変えると、タイトルの土台が見出しであり、見出しの土台が本文ということです。

本文が見出しを強化し、見出しがタイトルを強化するということです。

本文とは見出しを補強するために書くものであり、見出しはタイトルを補強するために書くものとも言えます。

見出しの効果的な作り方は下記の記事で解説しています。

1.ターゲットキーワードの選定

まずはタイトルタグに入れるべきターゲットキーワードの選定です。

どのキーワードで上位表示を狙うのかを決めます。

ターゲットキーワードの決め方は下記の記事を参考にしてください。

2.ターゲットキーワードの関連キーワード・複合キーワードをチェック

ターゲットキーワードを決めたら、関連キーワード・複合キーワードをチェックします。

関連キーワード・複合キーワードから、見出しに使えるものを選定します。

ユーザーの検索意図および、ライバル記事の見出しを見ながら選定します。

関連キーワード・複合キーワードがどういうものか確認したい方は、下記の記事を参考にしてください。

3.記事構成を考える

記事構成を考えるときのポイントは2つです。

●ユーザーの最大の検索意図は何かを考える
●見出しに複合キーワード・関連キーワードを含める

それぞれ解説します。

●ユーザーの最大の検索意図は何かを考える

SEOライティングにとって最大の重要事項は「ユーザーの検索意図を満たすこと」です。

ユーザーは、自分が知りたいことが書かれていないと感じると、すぐに離脱します。

したがって、構成とは、ユーザーが知りたいことを知りたい順番に並べることです。

では、ユーザーが知りたいこと(検索意図)はどうやって考えるのでしょうか?

検索意図の分析方法については、下記の記事にまとめました。

上記の記事では3つの方法を紹介していますが、SEOにおいて最も重要なのは検索結果画面(SERP)を見ることです。

自分の頭で考えることは重要なのですが、自分の頭で考えるだけでは不十分です。

考えたら答え合わせが必要。答えは検索結果画面です。

例えば、「スマホ 修理」というキーワードの検索意図は、「スマホを自分で修理する方法がないか知りたい」ということだ、と自分の頭で考えたとします。

しかし、検索結果画面を見ると、「スマホ 修理」と検索する人の意図は、「修理する方法を知りたい」ではないことに気付くでしょう。

「スマホ 修理」の検索意図は、「近くでスマホを修理できる店を探したい」です。

Googleにとっては、この検索意図が正解なのです。多くの人の検索行動から導き出した結果が検索結果を作ります。

Googleは最大多数の検索意図を満たす記事を上位表示します。

「スマホ 修理」と検索する人の中には、「修理する方法を知りたい」と思って検索する人もいるでしょう。

しかしそれは少数派。検索結果画面に表示されていることがすべての答えです。

構成を作るためには、ライバル記事が何を書いているかをチェックする必要があります。

ライバル記事が何を書いているのか知るために、最も手っ取り早い方法が、ライバル記事の見出しを抜き出すということです。

ライバル記事の構成は、見出しを抜き出して、マインドマップにまとめると見やすいです。

ライバル記事のリサーチは1ページ目だけでOKです。

この記事を書くために作った構成は下記のようなイメージです。

構成についての話が長くなりますが、効果的なタイトルを作るためには、構成を先に作ることが重要だからです。

●見出しに複合キーワード・関連キーワードを含める

ライバル記事(検索結果1ページ目の記事)の構成を分析しながら、もうひとつ同時進行でやるべきことがあります。

それは、複合キーワード・関連キーワードのうち、どれを使うか、取捨選択することです。

例えば、この記事を書くときに、私は「タイトルタグ」というキーワードの複合キーワード・関連キーワードをリサーチしました。

ラッコキーワードで複合キーワードを調査すると、96件の複合キーワードがあります。

これらを取捨選択していきます。基準は検索結果画面に示されている検索意図です。

複合キーワードの取捨選択を「検索ボリューム」で考える人がいますが、これは間違いです。

先ほどの複合キーワードの検索ボリュームをキーワードプランナーで調べてみると、次のようになります。

以降、検索ボリューム0の複合キーワードが続きます。

これを見ると、複合キーワードとして、「文字数」「書き方」などを選択したくなりますよね?

しかし、「タイトルタグ」というキーワードで上位表示を狙う場合、「書き方」という複合キーワードは使わないほうがいいです。

「タイトルタグ 書き方」というキーワードの検索結果1位は次のサイトです。

しかし「タイトルタグ」での検索順位は12位です(2020年10月時点)。つまり「タイトルタグ 書き方」で1位でも「タイトルタグ」では2ページ目にしか出てきません。

「タイトルタグ」での検索結果を見ればわかる通り、「書き方」ではなく「付け方」という単語が使われています。

しかし、「タイトルタグ 付け方」という複合ワードは検索ボリューム0なのです。

このように、複合ワードを選ぶときは、検索ボリュームで選ぶのではなく、どの複合ワードが上位表示されているか、を見極めることが必要です。

こうして使うべき複合キーワードを選定し、検索意図を考えながら、ライバル記事の構成を見ながら、自分の記事の構成を考えていきます。

4.タイトルに使うキーワードを決める

さて、最後にタイトルを決めるわけですが、タイトルは「見出しで使った単語」を中心に組み立ててください。特にH2タグで使っている単語です。

見出しを作るのは、タイトルを強化するため。イメージ的には見出しで使っている単語のパワーをタイトルに集約するというイメージです。

この記事の見出し(H2)は以下の通りです。

見出し

●タイトルタグとは?効果と重要性について
●SEO対策を考慮したタイトルタグ付け方のルールとコツ
●SEOに強いタイトルタグの付け方手順
●クリック率を上げるタイトルの付け方
●タイトルタグとH1タグの違い
●タイトルタグの確認方法
●タイトルタグがGoogle検索結果に反映されない理由
●タイトルタグに入れるキーワード数
●【番外編】ページタイトルとサイト名の違い

H2タグに設定した単語を中心にタイトルを作るのがSEOに強いタイトルの付け方です。

Googleの創業者のひとり、セルゲイ・ブリンは天才数学者です。Googleは”論理”を重視します。

タイトルは見出しを簡潔に表現したものであり、見出しは本文を簡潔に表現したものです。

逆に言うと、本文というのは、見出しに書いてあることを詳しく説明するパートであります。

見出しというのは、タイトルで表現したことを詳しく説明するパートです。

だからこそ、タイトル-見出し-本文に明確なつながりを持たせるためのひとつの方法として、タイトルは見出しに使った単語で構成するということなのです。

もちろん、本文には、見出しで使った単語を必ず使う必要があります。

ここまでがSEOを意識したタイトルの付け方です。

次に、検索1ページ目に上がってきたときに、クリック率を高めるためのタイトルの付け方を考えていきたいと思います。

クリック率を上げるタイトルの付け方9パターン

クリック率とは、記事が検索結果画面に表示された回数のうち、何回クリックされたかという指標です。

検索結果画面に100回表示されて、10回クリックされた(サイトにアクセスがあった)としたらクリック率は10%ということになります。

ここからクリック率を上げるタイトルの付け方について解説します。

その解説をする前に考えておきたいのが、自分の記事のクリック率を上げる最大の方法は何かということです。

最も重要なのは検索順位を上げること

それは、検索順位を上げることです。

データとして、検索順位の高い記事のほうがクリック率は高くなっています。

この記事の最初で紹介したデータをもう一度掲載します。

このように、同じ検索結果1ページ目の記事でも、1位と10位ではクリック率には10倍以上の開きがあります。

1位と2位でさえ、倍近い差となっています。

検索結果画面に自分の記事が表示されても、クリックされなければアクセスになりません。

アクセスを増やす=クリック率を上げるには、検索順位を向上させることが最大の方法です。

WEBサイトで同じ商品を同じ値段で売っているとしたら、単純に考えて1位のサイトと10位のサイトでは売上は10倍以上違うことになります。

検索順位を向上させるための考え方がSEOであり、検索順位が高いほどアクセスが増える(=売上が増える)ことが歴然としているからこそ、SEOに力を入れる人も多いということです。

どんなに興味関心をそそるタイトルをつけたとしても、検索結果の3ページ目、4ページ目にいる限り、クリックされることはありません。

まずは検索順位を上昇させることが大切です。

検索結果の1ページ目に出てきたときに、検索ユーザーの目に触れることになり、そのときはじめて”上位の記事よりクリックしたくなるタイトル”ということを考える価値が出てきます。

コピーライティングのテクニックは有効?

WEBぺージのタイトルをつけるのに、コピーライティングの勉強をしたほうがいいという人がいますが、これは半分正解で半分間違っています。

SNSでバズらせたいとか、ポータルサイトへの寄稿記事であれば、たくさんの記事の中からクリックを誘うタイトルを付けるためにコピーライティングのスキルは活きるでしょう。

しかしSEOでアクセスを集めたい場合は、どんなに優れたコピーライティングのスキルを持っていたとしても、検索結果の上位に出てこなければ、人の目に触れることがありませんので、コピーライティングのスキルも宝の持ち腐れというものです。

何かのキーワードで検索結果の3位に出てきたときに、1位、2位のサイトより魅力的なタイトルを付けることで、1位、2位のサイトより先にクリックしてもらえるかもしれません。

しかし、そこでも必要なのはコピーライティングのテクニックではありません。

重要なのは、検索ユーザーが「あ、この記事には私が欲しい情報がありそう!」と感じることです。

例えば、ダイエットサプリを販売するための記事を書いたとして、次のようなタイトルを付けたとしましょう。

①「え!?ウソでしょ!今まで何やってもダメだったのに、たった3日で5㎏も!?」

②「ダイエットサプリ診断|2020年おすすめ5選」

①はビフォーアフターのアイキャッチ画像でもつけておけば、ダイエットに興味のある人であればクリックする確率は高いでしょう。

しかしSEOでは上位を取ることはほぼ不可能です。

SEOで上位表示するためには、②のようにターゲットキーワードを含めた上で、検索ユーザーの検索意図を満たすようなタイトルを考えることが重要です。

コピーライティングのテクニックはあるに越したことはありませんが、その前にコピーライティングのスキルを活かせる環境を作る(=上位表示する)ことのほうが大切です。

では、SEOで上位表示されたときにクリック率を高めるタイトルとはどのようにつければよいのでしょうか?

検索意図を満たせそうなタイトル

上位表示されたときにクリック率を高めるタイトルとは、検索ユーザーの検索意図を満たすタイトルです。

検索意図を満たすとは、「ユーザーが自分の課題を解決した未来をイメージさせる」ということです。

先ほどのダイエットの例でいうと、「ダイエットサプリ診断|2020年おすすめ5選」は次のようにしたほうが良いでしょう。

「2020年おすすめダイエットサプリ5選|3日で5㎏も夢じゃない!」

ターゲットキーワードを必ず入れて、その上で課題が解決した未来をイメージさせることができれば、クリック率は高まります。

前半部分でターゲットキーワードを使い、後半で未来をイメージさせるというのが、作りやすい型です。

ただし、タイトルの文字数のところでも説明したとおり、全角30文字以内に収める必要があります。

その意味では、言葉を凝縮させて文字数を少なくするというコピーライティングのスキルは大切ということになりますね。

しかし何度も言いますが、検索結果の1ページ目に入った上での話です。

クリックを誘うタイトルの型

最後に「クリックを誘うタイトルの型」ということで、コピーライティングの教科書によく出てくるパターンをまとめておきます。

検索結果の1ページ目に出てきて、検索ユーザーの目に触れるようになったときに、上位記事との差別化要素になる可能性はあります。

9パターンに分けてみました。

呼びかけ型

タイトルを見た瞬間に「自分のための記事だ!」と思ってもらうには、どんな人に向けた記事なのかターゲットに呼びかけるようにします。

●四十肩で眠れない人必見!
●士業のための集客術公開
●30代ママに大人気!

ターゲットは絞れば絞るほど、対象の人に刺さります。絞るとターゲット以外の人に興味を持ってもらえなくなると考える人もいますが、そんなことはありません。

「四十肩で眠れない人必見!」という呼びかけは、四十肩の人だけでなく、四十肩という言葉は知らないけど、肩の痛みがひどい人にも興味を持ってもらえる可能性があります。

疑問型

もっとも使いやすく、クリックを誘いやすいのが疑問型です。

●さおだけ屋はなぜ潰れないのか?
●まだ保険の見直ししてないの?
●なぜ20代で億の資産を築けたのか?

人は理由を知りたい生き物のようですね。

網羅型

一時期まとめサイトが流行りましたが、流行った理由は「自分で調べる手間が省ける」からということがひとつの要因としてあるでしょう。

つまり、人は面倒くさがり。

●ダイエットサプリ一覧
●【完全解説】資産防衛方法
●2020年主要ニュースまとめ

この記事だけ読めば良さそうというタイトル型です。

パワーワード型

強い言葉をタイトルに使うと目を引きやすくなります。ただし、中味のない記事にパワーワードを使ったタイトルをつけると「煽り」「詐欺」と言われるようになります。

●絶対にしゃべれる英会話レッスン
●門外不出の秘伝の文章術
●圧倒的アクセスを集めるライティング法

パワーワードとしては次のようなものがあります。

絶対門外不出圧倒的
魔法異次元緊急
飛躍的前代未聞衝撃
脅威奇跡逆襲
速攻禁断極意
画期的革命限定
伝説極上非常識

ネガティブワード型

パワーワードでもありますが、パワーワードをポジティブ系ワードとして、ネガティブワードを別にしました。

ネガティブワードの方がポジティブワードよりもさらに強力に人の関心を惹きつけます。

人は「快楽」よりも、「痛みから逃れる」ほうが優先順位が高い性質があるからでしょう。

●知らないと損する不動産取引
●結婚生活の終焉ストーリー
●騙された!投資信託の罠

「得する情報」と言われるより「損しないための情報」と言われた方が興味を惹かれる人が多いのではないでしょうか。

ネガティブワードには他にも次のようなものがあります。

ただし、パワーワード(ポジティブワード)以上に使い方に気を付けないと、ユーザーをガッカリさせる結果になります。

タイトルも重要ですが、コンテンツはより重要ということです。

リスク危険盲点
死角後悔失敗
裏ワザNG

権威性

人は権威に弱いもの。特に日本人は。

●元国税調査官が教える節税法
●スーパードクターの健康法
●株式投資のプロが選ぶ優良銘柄10選

認定公認御用達~のプロが

具体性

人は言葉を理解するときに、頭の中でイメージに変換しています。したがって、具体的にイメージできれば、理解が深まります。

タイトルも具体的にすることで、イメージしやすくなり、クリックされやすくなるでしょう。

「おすすめダイエット法」と言うより

「管理栄養士がおすすめするリバウンドしないダイエット法」としたほうが

より具体的です。

さらに、数字を加えるとより具体性がアップします。

「1ヵ月で効果を実感!管理栄養士推奨のリバウンドなしダイエット法」

具体性を出すには次の3つの要素を盛り込むことです。

ターゲットシチュエーション数字

簡便性

網羅型のところでも書いた通り、人は面倒くさがりです。「簡単に○○できる」に人は飛びつきます。

稼ぐ系の詐欺的情報商材のキャッチコピーによく使われる型です(笑)

●1日たった30分の作業で副業収入30万円
●寝てる間に通帳残高が増え続ける投資法
●飲むだけ簡単ダイエット

ユーザーの事前期待を高めることのできるタイトル型ですが、使うのが最も難しいタイトル型でもあります。

高めた事前期待をさらに超えるコンテンツを提供できれなければ、読者満足を得ることができないからです。

楽して誰でも寝てる間に
簡単やさしい自動
無理なくこれだけたった〇分で

ベネフィット型

最後にベネフィット型を紹介します。

これは、SEOタイトルとも相性の良い型です。

なぜなら、検索ユーザーの課題を解決して、未来をイメージさせることができるタイトル型だからです。

タイトルで、相手の興味・関心を引くことは大切です。

では、興味・関心を引く源泉となる感情はどんなものでしょうか?

それは、「期待」です。

記事を読む前と読んだ後で、自分にどんな変化が起こるのかが「期待」になります。

読んだ後の未来をイメージできるタイトル型がベネフィット型です。

●腹筋の正しい鍛え方|バキバキのシックスパックを手に入れるには
●ネイティブと間違われる!英語の発音習得法
●Jリーグ入団者続出!○○市でおすすめのサッカー教室

タイトル前半にターゲットキーワード、後半でベネフィット

タイトル前半にベネフィット、後半でターゲットキーワード

どちらでも良いと思いますが、このベネフィット型がSEOタイトルとして、文字数も整えやすく、ターゲットキーワードも使いやすい型ではないかと思っています。

以上、クリック率を高めるタイトルの付け方9パターンでした。

タイトルタグとH1タグの違いについて

タイトルタグは検索結果に表示されるもの

H1タグは記事の見出しとして使われるもの

検索結果画面でリンクをタイトル部分をクリックすると、その記事が表示されます。

その記事の一番大きな見出しがH1タグです。

Hタグの使い方と重要性について確認したい方は、下記の記事をご覧ください。

タイトルタグがGoogle検索結果に反映されない理由

まれにタイトルタグを設定しても、Googleの検索結果に違うタイトルが表示されることがあります。

その理由をGoogleは次のように説明しています。

検索結果のタイトルやページの説明が期待どおりに表示されない場合、それらはアルゴリズムによって決定されていることにご注意ください。

(出典:Search Consoleヘルプ


ページのタイトルと説明(スニペット)は、ページのコンテンツとウェブ上の参照元ページの両方を踏まえて、自動的に作成されます。スニペットとタイトルは、各検索結果を最大限にわかりやすく伝え、ユーザーが入力したクエリとの関連性を示すことを目標としています。

(出典:Search Consoleヘルプ



検索結果のタイトルがページの タグと異なることがある理由</p> <p>ある検索結果でタイトルに関する上記の問題のいずれかが検出された場合は、アンカー、ページ上のテキストなどを基に、Google がより良いと考えられるタイトルを自動的に生成することがあります。

(出典:Search Consoleヘルプ

ごく簡単にまとめると、コンテンツの内容に見合ったタイトルをつけなさいよ、ということです。

タイトルとコンテンツがミスマッチの場合にGoogleはタイトルタグと検索結果のタイトルを変えているようです。

タイトルにSEOキーワードを詰め込みすぎるのはNG?

この記事の最後に、タイトルにSEOキーワードを詰め込みすぎるのは本当にダメなのか、ということについて私見をまとめました。

「タイトルにはSEOキーワードをできるだけ詰め込んだほうが良い」というのが私の結論です。

1記事で狙うキーワードはひとつだけにするべき、ということを言う方もいらっしゃいますが、これは実にもったいないことです。

キーワードの詰め込みがダメなのはターゲットキーワードのみを詰め込む場合です。

「ダイエットサプリ・ダイエットサプリ・ダイエットサプリ」みたいなタイトルです。

Googleはキーワードの詰め込みについて、下記のようにアドバイスしてくれています。

キーワードを詰め込んだようなタイトルは避ける。タイトルに具体的なキーワードをいくつか含めると効果的な場合もありますが、同じ語句を何度も繰り返しても無意味なだけです。「Foobar, foo bar, foobars, foo bars」のようなタイトルはユーザーの利便性を下げるものであり、このようなキーワードの乱用は Google やユーザーから不正行為と見なされる可能性があります。

(出典:Search Consoleヘルプ

上記に「タイトルに具体的なキーワードをいくつか含めると効果的な場合もありますが」とあります。

ここがポイント。

先ほどダメな例として挙げた「ダイエットサプリ・ダイエットサプリ・ダイエットサプリ」というSEOキーワード詰め込みタイトルも、次のように変えれば、SEOキーワードを詰め込んでいながら、Googleが言う「タイトルに具体的なキーワードをいくつか含めると効果的な場合」となり得ます。

「人気ダイエットサプリの口コミ・評判から本当のおすすめを紹介」

このタイトルで狙っているキーワードは下記の4つです。

・ダイエットサプリ 人気
・ダイエットサプリ 口コミ
・ダイエットサプリ 評判
・ダイエットサプリ おすすめ

ひとつの記事で「人気」「口コミ」「評判」「おすすめ」と4つのSEOキーワードを詰め込んでいます。

きちんとコンテンツを作れば、4つのキーワードで上位表示される可能性があります。

つまり、キーワードをひとつだけにするより、入口が4倍になるということです。

具体的なキーワードとして、ターゲットキーワードの複合キーワードをできるだけたくさん詰め込むことで検索エンジンに複数の入り口を作ることができます。

タイトルの理想の文字数はこの記事でも説明した通り60バイト以内(全角30文字以内)です。

この制限の中で複合キーワードをできるだけ詰め込むことをおすすめします。

以下の記事では、実際に複合キーワードを詰め込んだ結果、順位・アクセス数がどのようになったかを実例を挙げて解説しています。

狙ったキーワード以外でも上位表示されるということが起こっていますので、よかったら読んでみてください。