SEO記事の書き方は下記の記事で解説しましたが、ここではより具体的にSEO記事の書き方を事例をあげて解説します。

ブログ 見出し」というキーワードで上位表示したいときに、どのような手順で調査・分析を行うかの事例です。

SEOライティングの知識をどのようにアウトプットするかは実例を見るのが一番早いです。

SEO記事を書くときの参考にしてください。

では早速いってみましょう。

SEO記事を書き上げるまでの手順

まずは全体像です。

(前提)参入判断
①マイクロモーメント確認
②関連キーワード調査
③SERPs調査
④LSIキーワード確認
⑤ライバル記事の分析
⑥見出し構成
⑦仮タイトル作成
⑧本文作成
⑨リード文作成
⑩タイトル決定

この順序で解説していきます。

(前提)参入判断

SEO記事を書く以前に、本当にそのキーワードで記事を書いて上位表示できるのかを判断しなければなりません。

勝ち目のない戦いに時間を投入するのは無駄です。

では勝ち目があるかどうかはどうやって判断するか?

検索結果から判断

検索結果を実際に見ることです。

「ブログ 見出し」と検索したときに1ページ目に表示されている記事を見ます。

正確に言うと、見るのは記事ではなく、運営元です。

運営元が有名企業、専門機関などで占められているキーワードは上位表示は難しいです。

ただし、ご自身のサイトが上場企業であったり、専門性の高いサイトとしてGoogleから認識されているのであれば、十分勝負はできます。

要は、ご自身のサイトのドメインパワーとライバルサイトのドメインパワーの比較になります。

目安の数値から判断

ドメインパワーと言われても、自社サイトとライバルサイトでどれくらい違うのか目安がわからないと、参入するかどうかは判断しにくいかもしれません。

そこで目安となるツールをご紹介します。

Ubersuggsetというツールをご存じの方は多いと思いますが、無料で使えるGoogleクロームのアドオンがあることはご存じでしょうか?

Ubersuggset自体をご存じない方は便利なツールなので、こちらの記事を確認してみてください。

Googleクロームを使っている方は、こちらから追加できます。

Ubersuggestアドオン

クロームに追加すると、検索結果が次のようになります。

キーワードの月間検索ボリュームが表示されるので便利です。

さらに、各記事の下にドメインスコアが表示されます。

ドメインスコアはUbersuggest独自の指標で、この数値が高いほどGoogleから信頼されているドメインということになっています。

ドメインスコアの高いサイトの記事が必ず上位表示されるかというと、そんなことはありません。

ドメインスコアが高くても、検索意図を外している記事は上位表示されません。

しかし、記事の内容が同じようなものなら、ドメインスコアの高いサイトの記事が上位表示されると思います。

さて、検索結果のドメインスコアを見ていったときに、あくまで目安ですが、ドメインスコアが20以下のサイトが1つでも入っていれば、そのキーワードで記事を書いても勝負できる可能性があります。

もちろん、ご自身のサイトのドメインスコアが40、50、60と高スコアなのであれば、どんなキーワードでも勝負できるでしょう。

あくまでも自サイトのドメインスコアが低い(究極0)場合の判断の目安が20以下ということです。

ちなみに、Ubersuggestがスコアリングしている中でドメインスコアの高いサイトは下記の通りです。

Facebook 100
twitter 100
ウィキペディア 100
インスタグラム 100
厚生労働省 97
Yahoo!ジャパン 95
内閣府 90

このスコアを確認しながら、記事を書いていくと、どの程度のドメインスコアの記事なら勝てるという経験値が高まっていきます。

さて、今回のターゲットキーワードである「ブログ 見出し」の検索結果を見ると次のようになっていました。

ドメインスコアが一桁の記事も1ページ目に入っており、個人運営のブログもあります。

十分勝負できるキーワードであると判断できます。

①マイクロモーメント確認

前提の話が長くなってしまいましたが、実際の手順の解説に入っていきます。

まず確認することは、マイクロモーメントです。

マイクロモーメントについて詳しくは次の記事を参考にしてください。

今回のターゲットキーワードである「ブログ 見出し」でユニバーサル検索を確認すると、一番に出てくるのが「画像」になっています。

これは2020年8月現在の検索結果です。今後ユニバーサル検索は変わっていくと思います。

しかし今の時点ではマイクロモーメントの精度はまだあまり高くないようです。

「ブログ 見出し」というキーワードは普通に考えてKnowクエリだと思われます。

Knowクエリの場合、今回のようにユニバーサル検索がおかしなことになる場合がよくあります。

ユニバーサル検索で最初に出てくるのが「画像」の場合、Doクエリであることが多いのですが、今回の検索結果に画像表示はありません。

すべてブログ記事が上位に入っています。

基本的にはKnowクエリだけど、Doクエリの検索意図もあると考慮して「やり方・方法」がわかるような記事にするのがいいかもしれません。

まず大きな方向性として「やり方・方法」を解説した記事にするという方針にしました。

②関連キーワード調査

次に関連キーワードを調査します。

何のために関連キーワードを調査するかというと、検索意図を大まかに把握するためです。

ラッコキーワードに「ブログ 見出し」と入力して検索します。

googleサジェストキーワードが47キーワードありました。

※関連キーワードとサジェストキーワードの違いについて知っておきたい方はこちらの記事を参考にしてください。

サジェストキーワードをコピーして、Googleキーワードプランナーで検索ボリュームをチェックします。

キーワードプランナーの「検索ボリュームと予測のデータを確認する」をクリックして、さきほどコピーしたキーワードを貼り付けます。

「開始する」をクリックして、右上の矢印をクリックしてダウンロードします。

ダウンロードは「過去のプラン指標」をCSVで行ないます。

検索ボリュームがあるキーワードのみピックアップします。

検索ボリュームは10-100などあいまいですが、全然かまいません。

0-10でなければOKです。

このサジェストキーワードを眺めると、検索意図が大きく2つあることに気付きます。

●見出しのデザインをしたい・変更したい
●見出しの作り方・使い方を知りたい

サジェストキーワードをすべて1記事の中に盛り込む人がいますが、今回のような場合、検索意図が異なるわけですから、検索意図ごとに記事を分けるべきですね。

問題は、どちらの検索意図に答える記事を書けば、上位表示されるかです。

それは検索結果画面を見て確認します。

③SERP調査

検索結果画面のことをSERP(サープ)と言います。

「ブログ 見出し」のSEPRは次の通りです。

タイトルだけ抜き出してみました。

1位:ブログの見出しの付け方!読者と検索エンジンに優しい記事を書く方法 | ブログ集客実践の書
2位:ブログの正しい見出しの使い方と書き方って知ってます? | I Love 長野
3位:ブログの「タイトル」「見出し」って何ですか?
4位:CSSのコピペだけ!おしゃれな見出しのデザイン例まとめ68選
5位:【超初心者向け】ブログ記事の見出しタグの使い方 | 吉田あみ公式ブログ
6位:ブログに見出し(Hタグ)が重要だというのはなぜ?…をわかりやすくまとめた | ヨッセンス
7位:読まれるブログの基礎!見出しの使い方を身に付けて構成力を鍛えよう | マサオカブログラボ
8位:ブログタイトルとブログの見出しが大事な理由|読まれるブログの書き方
9位:ブログの見出しの効果的な書き方を8つご紹介します
10位:ブログ記事の見出しの作り方の基本!SEOと読者両方を意識した構成を作ろう | 斉藤紹太 梨売るアドセンサーのビジネスブログ|面白き世界の探求者

SERPを確認した結果、「ブログ 見出し」の検索意図はどちらでしょうか?

●見出しのデザインをしたい・変更したい
●見出しの作り方・使い方を知りたい

じーっとタイトルだけも見てもわかりますし、分かりにくければ記事のをクリックして内容を確認すればわかります。

見出しのデザインをしたい・変更したい」という検索意図に答えている記事は4位の「CSSのコピペだけ!おしゃれな見出しのデザイン例まとめ68選」だけです。

そのほかの記事はすべて「見出しの作り方・使い方を知りたい」という検索意図に答える記事です。

さて、どちらの検索意図に答える記事を書くと1ページ目に入りやすいでしょうか?

もちろん「見出しの作り方・使い方を知りたい」のほうです。

さきほど、Googleキーワードプランナーでサジェストキーワードの検索ボリュームを確認しました。

検索ボリュームだけ見ると、「見出しのデザインをしたい・変更したい」系のボリュームのほうが大きいです。

検索ボリュームだけ見ると、こちらの記事を書いてしまう可能性が高いです。

しかしこちらの検索意図で記事を書いても、1ページ目に表示されるのは1枠だけです。

その1枠に入っている記事はドメインスコア71とかなりの強敵です。

わざわざ強い相手と勝負する必要はありません。

「見出しの作り方・使い方を知りたい」という検索意図に答える記事を書くことにしました。

そもそもデザイン・CSS系の知識を豊富に持っているわけではないので、デザインのことを記事にしようと思っても書けないのです・・・

もし、「ブログ 見出し」の検索結果が、「デザインしたい」という記事が1ページ目のほとんどを占めていたら、このキーワードには参入しなかったと思います。

このように、自分のリソースによっても参入するかどうかの判断が分かれることがあります。

④LSIキーワード確認

次にLSIキーワードを確認します。

LSIキーワードとは、Google検索結果の下に表示されるキーワードです。

この部分に表示されるキーワードを「関連キーワード」と説明する人もいます。

関連キーワード、サジェストキーワード、LSIキーワード、複合キーワード、ビッグキーワード、ミドルキーワード、ロングテールキーワードなどなど、キーワードの分類に関して、実は定義は人によってさまざまです。

なので、何が正しい、間違っているということではありません。

この辺は何となく、自分なりのイメージを持っておけばよいかと思います。

ちなみに、私なりの〇〇キーワードの定義は次の記事にまとめました。

さて、LSIキーワードについても「共起語」と説明する人がいます。

共起語と捉えることもできますが、私の定義は違います。

私はLSIキーワードを「再検索キーワード」と捉えています。

●何かの記事を読んだけど、知りたいことが書いてなくて再検索した

●何かの記事を読んでいるときに、もっと知りたいと思って再検索した

このようなイメージです。

LSIキーワードも、ユーザーの検索意図を把握する手がかりです。

サジェストキーワードが顕在化されたニーズであるのに対し、LSIキーワードは潜在的ニーズと言えるかもしれません。

LSIキーワードをうまく使えば、再検索を避けられます。

つまり自サイトへの滞在時間が長くなり、googleからの評価も高くなる=上位表示の可能性が高まる、ということになります。

ここまでで、大まかにユーザーの検索意図は把握できました。

「ブログ 見出し」の検索意図は次のようなものだと理解しました。

顕在ニーズ

●見出しの使い方・作り方を知りたい

潜在ニーズ

●ブログの見出しって本当に必要なの?
●見出しの数ってどれくらいにすればいいの?

⑤ライバル記事の分析

大まかに検索意図の把握ができたら、実際に上位表示している記事を分析していきます。

分析とは具体的に何をするかというと、1ページ目に表示されている記事の見出しを抜き出していきます。

今回は4位の記事は検索意図の違う記事であり、分析対象外です。

残りの9サイトの見出しを抜き出して、マインドマップに整理します。

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そのときに、見出しとともにチェックしておきたい項目が2つあります。

本文の文字数と内部リンクの本数です。

文字数について

文字数はあくまでも目安ですが、一般的に1位の記事が4000文字の情報量を持っているのに、500文字では勝てそうに思えないでしょう。

文字数は多ければ良いというものではないのですが、目安としてどれくらいの情報量になっているのかを把握するためにチェックします。

本文の文字数とはどういうことかというと、記事の中にはページの下のほうにおすすめ記事の紹介とか広告がいっぱいあって、そこで結構な文字数になっている場合があります。

知りたいのは、ページ全体の文字数ではなく、本文の文字数です。

文字数をチェックするツールは

かんたん文字数カウントというクロームのアドオンがあります。

かんたん文字数カウント

これを使うと、文字数をカウントしたい部分をマウスでドラッグして右クリックすると、次のように表示されます。

もしくは文字数カウントのサイトを使っても計測できます。

内部リンクの本数

その記事から、同一サイト内の別の記事へのリンクが本文中に何本あるかを数えます。

これは目視するしかないです。

記事下の「関連記事」とか「あわせて読みたい記事」とかは無視です。

なぜ内部リンクの本数を数える必要があるかはこちらの記事で解説しています。関連記事

SEO記事を上位表示するには1記事で勝負しない!記事群で勝負する!

目標としては、ライバル記事の内部リンク本数は超えたいところです。

見出しの分析

ライバル記事の分析のメインである見出しをピックアップしていきます。

見出しを見れば、どのような構成になっていて、何を書いているのかがほぼ理解できるはずです。

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⑥見出し構成

ここまでの調査・分析をもとに見出しを作っていきます。

ブログの見出しの作り方・使い方はこちらの記事で詳細に解説しました。

「ブログ 見出し」の記事に関しての見出しは次のように構成しました。

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ポイントはH2にサジェスト・LSIキーワードを含めることです。

サジェストは検索意図そのもの、LSIキーワードも潜在ニーズであることが多いので、H2に含めることによって、Googleの記事の理解度が高まるとともに、ユーザーの満足度も上がるはずです。

注意点としては、LSIキーワードは潜在ニーズですから、記事の最初のほうに使うのはおすすめできません。

あくまでもサジェストキーワードに表れている顕在ニーズを満たしてから、再検索されないようにLSIキーワードを使うことで、ユーザーの検索行動を自分のサイト内で完結させることができます。

サジェスト・LSIキーワードを含めたH2見出しを作成して構成(順番)を考えます。

次にH2の内容を説明するために、H3見出しを作っていきます。

このときに、ライバルサイトの見出しを参考にします。

こうして作った見出し構成はライバルサイトと似通ったものになっているでしょう。

しかしそれは仕方ありません。

ユーザーの検索意図を満たしている記事が上位表示されている以上、書く内容も必然的に似通ってきます。

しかし全く同じような構成・同じような内容では、新たに記事を作る価値はありません。

自分の記事のオリジナリティを担保するにはどうしたらいいのでしょうか?

それについては、こちらを参考にしてください。関連記事

記事のオリジナリティを担保する方法

H3見出しを作るときに、ライバルサイトの記事や、自分の経験からH3の見出しの中で書きたい内容をメモしてきます。

このメモが豊富にあればあるほど、実際の記事を書くときの負担が小さくなります。

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⑦仮タイトル作成

見出し構成ができたら、仮タイトルを考えます。

タイトルには、H2で使ったサジェストキーワードをいくつか含めます。

記事が出来上がったときのイメージは

●タイトルの内容をH2で深掘りする
●H2の見出しをH3で深掘りする

ということです。

タイトルに「ブログ見出しの付け方・使い方・作り方を解説|見出しを使うにはルールがある」とあるのに、H2に「見出しの使い方」がないのはおかしいです。

ここが本や雑誌の記事タイトルをつけるときと考え方が違うところですが、SEO記事の場合は、タイトルで使っているキーワードをH2で詳しく説明していくという書き方がおすすめです。

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SEO記事のタイトルの付け方についてはこちらの記事を参考にしてください。関連記事

ブログ記事タイトルの決め方・文字数の注意点|SEOで最重要!

⑧本文作成

ここまできたら、あとはひたすら本文を執筆していきます。

見出し構成を作ったときに、コンテンツのアイディアをたくさんマインドマップに書き込んでおくほど、ライティングは楽になります。

⑨リード文作成

本文が書けたら、リード文を作成します。

リード文は記事にたどり着いたSEユーザーがその記事を読み進めてくれるか、離脱するかの重要なパーツです。

今回の記事はSEO記事を書くときの調査・分析手順をメインにしていますので、リード文についてはこちらを参考にしてください。

⑩タイトル決定

最後にタイトルを正式決定して記事の完成です。

まとめ

「ブログ 見出し」というキーワードで上位表示を狙うときの記事作成手順を解説しました。

SEO記事を書くときに一番重要なのは「自分が書きたいこと」を書くのではなく、「ユーザーが必要としていること」を書くことです。

検索エンジンからのアクセスを考えないのであれば、自分が好きなように書けばいいのですが、SEOライティングはそうではありません。

SEOライティングの要諦は「ユーザーの検索意図を満たして検索を終わらせること」です。

したがって検索意図の分析がSEO記事を書く上での最重要項目となります。

検索意図は時代とともに変わりますので、一度上位表示されたからといって安心というわけではありません。

定期的な記事メンテナンスも必要です。記事メンテナンス(リライト)の考え方についてはまた別の機会に書きたいと思います。