こんにちは。WEB集客プランナーの谷口慎治です。
今日は、文章テンプレート(構成)のひとつ「SDS法」についての説明とSDS法で作成した例文、そしてSDS法を使うときの注意点についてお伝えします。
SDS法の説明
SDS法のSDSとは、Summary・Details・Summaryの英語の頭文字です。
- Summary・・・全体の概要
- Details・・・詳細の説明
- Summary・・・全体の概要の繰り返し
よく見ると、同じ内容を3回繰り返していることにお気づきでしょう。プレゼンやテレビのニュース番組でよく使われる構成です。
同じ内容を3回繰り返すというのがポイントですので覚えておいてください。
それぞれの要素を確認しましょう。
①Summary・・・全体の概要
「これから書く文章では何を伝えようとしているのか」について簡潔にまとめます。
今日は(この記事では)~についてお伝えします。
このような書き出しで始めることが多いです。
②Details・・・詳細の説明
伝えたいことを具体的に詳しく説明していきます。伝えたいこと=①全体の概要です。
③Summary・・・全体の概要の繰り返し
最初に伝えた全体の概要を最後に繰り返します。いわゆる「まとめ」です。①のコピペではダメです。同じ内容を言葉を変えて繰り返すということが大切です。なぜならそうした方が読者の理解が深まるからです。
SDS法で作成した例文
シンプルにSDS法で書いた例文を3つ書いてみました。
SDS法の例文1
■Summary(まとめ/結論)
今日は店舗型ビジネスであってもECサイトを作ることの重要性についてお伝えします。
■Details(詳細な内容)
ECサイトを作るのが大切な理由は3つあります。
1.距離の壁がなくなる。店舗に来店できない人にも購入してもらえる。
2.接客のコストを下げることができる。
3.新型コロナのような緊急事態でも売上を上げられる
■Summary(まとめ/結論)
以上3つの理由から、店舗でしか営業していない場合でもECサイトを作って、WEB上で商品を販売できるようにしておくことが大切です。
SDS法の例文2
■Summary(まとめ/結論)
今日はスピーチを成功させる構成についてお伝えします。
■Details(詳細な内容)
聴衆を引き付けるスピーチをするには、次の流れで話すのがおすすめです。
1.日常(いつもの平凡な日常)
2.事件(平凡な日常に事件が起こる!)
3.非日常(事件に巻き込まれてピンチになる)
4.解消(助けてくれる人、気づきがあってピンチから脱出する)
5.新たな日常(以前とは違う日常が訪れる)
■Summary(まとめ/結論)
今日は上手なスピーチの構成についてお伝えしました。この流れをドラマツルギー(戯曲の創作や構成についての技法)と言います。この流れで話すとスピーチは成功しますよ。
SDS法の例文3
■Summary(まとめ/結論)
この記事では映画「君の名は。」が大ヒットした理由を考えてみます。
■Details(詳細な内容)
君の名は。が大ヒットした理由は3つあると思います。
1.美しく緻密な映像&世界観にピッタリの音楽
2.恋愛要素・ミステリー要素・成長要素など物語のバランスが素晴らしい
3.東宝のプロモーション戦略がうまかった
■Summary(まとめ/結論)
以上、「君の名は。」が大ヒットした3つの要因についてお伝えしました。
こんな感じで、SDSのそれぞれの要素にザクっと文章を入れてみて、あとはそれぞれの要素を膨らませていくと、すぐに2000文字くらいの文章になるのではないでしょうか。
ちなみに、この記事もSDS法で書いているので、最後までお読みいただいたら確認してみてください。
SDS法を使うときの注意点
SDS法で文章を書くときの注意点は最初のSと最後のSを全く同じ文章にしないことです。
内容は一緒なんですが、コピペではなく、言葉を変えて繰り返すのがコツです。
なぜなら、そのほうが読者の理解が深まるし、印象に残りやすいからです。
難しく考えずに、単語を変えるだけでもいいんじゃないでしょうか。
理由 ⇒ 要因 とか。
類義語を探すときはWeblio類語辞典が便利ですよね。
以上、文章を書きやすくするための構成法のひとつ、SDS法の説明と例文、SDS法を使うのときの注意点についてお伝えしました。
ぜひ、参考にしてみてください。