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谷口慎治
こんにちは。岡山市南倫理法人会・運営委員の谷口慎治です。

本日の経営者モーニングセミナーは、株式会社岡田商運 代表取締役 岡田好美氏に登壇いただきました。

興味のある方が多かったようで、会場は溢れんばかりの大盛況でした。

わずか45分ほどのセミナーでしたが、今回も多くの学びがありましたので、この記事でご紹介します。

セミナー中で公開された会社の詳しい数字のことは書けませんが、組織を大きくしたい経営者の方には参考になる内容だと思います。

岡田社長は、今から20年前、トラック2台・プレハブ事務所(水道なし!)で創業してから、20年でトラック220台・岡山県で屈指の物流会社に成長させた剛腕経営者です。

(私の中ではまさに”剛腕”というイメージ)

テーマは「会社を経営する中で大事なこと」。

岡田さんは岡山市南倫理法人会の会長でもあり、就任1年目で全国の倫理法人会の中でもトップクラスの会員獲得を達成されています。

とにかく結果を出す・行動する経営者です。

成果を上げるには、「行動することが大切!」「変化を恐れるな!」とはよく言われることです。

誰でもそんなことはわかっています。

わかっているけど、できないから困るわけです。

●なぜ岡田さんは圧倒的な結果を出すことができるのか?
●なぜあんなに行動力があるのか?

私自身も前から興味があったことなので、今日のセミナーは楽しみにしていました。

そして、今日のお話を聞いていて、その理由は「ビジョンを持つこと」「自分なりのルールを持つこと」だと思いました。

さらにこの記事では次のことを考察してみました。

●立派な経営理念を持ちながら、うまくいく会社とうまくいかない会社に分かれる理由
●行動できる経営者と行動できない経営者の違い

それでは、株式会社 岡田商運の歩みを簡潔にまとめた後に、上記2点について考えたことをお伝えします。

株式会社 岡田商運の歩み

正確には岡田商運HPを見ていただければと思いますが、セミナー内で話された内容をまとめます。

2000年 35歳で運送会社を立ち上げ

バブルがはじけ、全国的に運送会社が低迷している時期に、水道もないプレハブ事務所でトラック2台でスタート。

2003年 トラック50台にするという目標を作った

事故もあり、不良債権も抱え、会社の体質もブラック企業だった

2004年 社名を株式会社岡田商運に変更

土地を購入して倉庫に隣接の事務所を作ったが、実は建ててはいけない場所だった

2007年 4度目の移転

2010年 将来的に売上100億という目標を作った

目標は作ったが、目標だけではダメだということに後々気付く

2015年 5度目の移転

2017年 ビジョン作成 従業員が働いて良かったと思う会社作り

2020年 3年後に売上100億達成を目指す

立派な経営理念を作っている会社がうまくいかない理由

岡田さんのお話を聞いていて、何もないところから会社を立ち上げ、がむしゃらに突き進んできたイメージを持ちました。

しかしがむしゃらに突き進んでも、組織を大きくすることはできません。

そこでまず岡田さんは目標を作ります。

2003年に作った目標が「トラックを50台にする」。

2010年に作った目標が「売上を100億にする」。

目標であるからには、達成できたかどうかを判断する数字が必要です。

目標は数字で表されるわけですが、組織を大きくするには目標だけではダメだと岡田さんは言います。

目的なき数値目標は達成されなくても、誰も何の痛みも感じないからでしょう。「残念だったね」で終わりです。

組織を大きくするには、目標だけでなく、ビジョン(経営理念)を作ることが大切だとセミナー中で何度も繰り返されました。

「何のために事業をやるのか?」というビジョン(目的)が必要だということです。

でも、ここで不思議に思うのが、「経営理念を作っている会社は多いのに、うまくいっている会社とそうでない会社に分かれるのはなぜ?」ということです。

その想いは本物か?

理由は、経営者の本当の想いではないからです。

世間受けの良い経営理念を作って、額に入れて社長室に飾ってある会社はたくさんありますが、だいたいその額にはホコリがかぶっているものです。

経営者の心から沸き起こる想いを理念という形にして、それに共感してくれる人が集まるから組織を大きくする力が生まれるのであって、お飾りの経営理念には誰も共感しません。

経営者が思う以上に、社員は社長のことを良く見ています。

社長の心の中と発する言葉が違う場合、社員はすぐに見抜きます。

どんなにカッコいい経営理念を作っても、経営者の心が添えられていなければ、その理念は人の力を結集するものにはなり得ません。

私自身が社長として2回も失敗した理由がコレだからよくわかります。

社員に伝わっているか?

経営理念を作ることの重要性をご承知の社長は多いですが、作って満足して終わりの社長も多いのではないでしょうか?

どんなに素晴らしい想いでも、伝えなければ誰にも理解されません。

当たり前のことなのに、経営理念となると、作って、飾って終わりというパターンが多いような気がします。

岡山市南倫理法人会には、大きな成果を上げられている経営者の方が多数いらっしゃいますが、経営理念を社員に伝える努力を継続されている方が多いように感じます。

次に、岡田社長は即行動の達人でもあるのですが、なぜそんなに行動力があるのかについて考えてみました。

行動できる経営者と行動できない経営者の違い

理由は2つあると思います。

①儲けることに貪欲
②自分なりのルールを持つ

それぞれ説明していきます。

①儲けることに貪欲

先ほど、経営理念を作ることと、浸透させることの大切さについて書きましたが、岡田社長が経営理念を作ったのは2017年ということでした。

つまり会社を立ち上げてから17年間、経営理念なしでやってきたわけです。

経営理念がない間も会社は成長を続けていたということです。

「なんだ!話が矛盾してるじゃないか!」と思われたかもしれません。

経営理念なしの状態でも会社が成長したのはなぜかということについて考えてみると、岡田社長が最初に言われた言葉に思い至りました。

岡田社長はセミナーの最初の自己紹介で「好きなこと」として次のことを上げられました。

・釣り
・仕事
・お金を稼ぐこと
・自分の好きな生き方をすること

日本人はお金を稼ぐことに対してネガティブなイメージを持つ人が多い中で、岡田社長はお金を稼ぐことをとてもポジティブに捉えられています。

経営者の仕事は税金を払うこととも言われていましたが、お金を稼ぐことをポジティブに捉えると、経営者の行動力って多分上がるよなと思うのです。

稼いだお金を何に使うかというところにフォーカスすると、金儲けに対するネガティブなイメージは克服できるのかもしれません。

②自分なりのルールを持つ

この記事の最後に、岡田社長が会社を経営する上で大切にしていること12か条や、経営する中で学んだこと22か条をご紹介しますが、ポイントは自分なりのルール(判断基準)を持つことで行動しやすくなるのではないか、ということです。

行動できない理由の一つが、「失敗したらどうしよう」という迷いです。

なぜ迷うかというと、判断基準がないからです。

失敗するかどうかなんて未来のことは誰にも分かりません。

冷静に考えれば「失敗するかどうかなんて考えるだけ無駄」ということは誰でもわかるのですが、実際はそう割り切れないから難しいんですよね。

だからこそ、自分なりのルールを持って、それに従うことにフォーカスすれば、迷うことはなくなります。

特に「会社を経営する中で学んだこと22か条」はそのまま真似してもいいかもしれません!

今日も学びの多いセミナーでした。

会社を経営する中で大事なこと12箇条

1.場所を変えていく
2.専任経理
3.優秀な経理マン
3.右腕が大切 NO.2の役割
4.適任者の教育
5.素早い判断
6.事故撲滅
7.4年ごとのトラック入れ替え
8.福利厚生 定着率アップ 有休をどれだけとれるか
9.事業部制に移行
10.管理者が数字に強くなる
11.営業所拡大
12.設備投資

会社を経営する中で学んだこと

1.半年、1年先を見る 5年、10年後を予測できるわけがない
2.時間にルーズな人間は何をしてもダメ
3.やると決めたらとことんやる
4.従業員が働いて良かったと思う会社を作れ
5.残せるなら個人資産を作れ
6.石橋を叩いて渡るな
7.不必要なものはすぐに処分
8.基本の柱を3本作る
9.売上・利益が出ても満足しない・自慢しない
10.プライドは捨てろ
11.売上比率を均等にする
12.常に感謝の気持ちを持つ
13.人の悪口を言わない
14.やってはダメなことはすぐに改善
15.改善してもダメなことはすぐ撤退
16.成功者と一緒にいる
17.お金を使うときは出し惜しみせず使え
18.仕事に対しても「なんとかなる」と思え
19.毎日ニュースで世界情勢を知る
20.常に会社は清潔にしろ
21.従業員は多ければ多いほど仕事がくる
22.会社には必ず氏神様を祀る

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