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谷口慎治
こんにちは。岡山市南倫理法人会・運営委員の谷口慎治です。

本日の経営者モーニングセミナーは一般社団法人倫理研究所 法人局 法人スーパーバイザー 松森悦子さんに登壇いただきました。

エツコの部屋というお悩み相談室で多数の相談を受け付け、多くの相談者が「人生が変わった!」と大絶賛。

事業においても複数の事業を手掛けるスーパー経営者です。

※お悩み相談のことを倫理法人会では「倫理指導」といいます。

今回のお話は松森さんが倫理指導をされた方にどんなすごいことが起こったかという体験談が中心でした。

なので、話の内容を詳細に説明すると差しさわりがあるかもしれないので控えます。

ちなみに、倫理法人会の会員は何回でも無料で倫理指導を受けることができます。

そして、人生が変わる不思議な出来事を体験した人が多数います。

仕事のこと、夫婦のこと、子供のこと、人間関係のこと、何でも相談に乗ってくれます。

さて、今回は松森さんのお話をお伺いして、とても大きな気付きがありました。

それは、正しい感謝力の身に着け方についてです。

感謝は大切だけど・・・

●感謝が大切
●「ありがとう」を1日100回言おう!
●感謝日記をつけよう

自己啓発に興味がある人はもちろん、ビジネス書でも上記のようなことがよく書かれています。

このようなことを聞いて実践した人も多いでしょう(私もその1人です)。

うまくいきましたか?

幸福感(Well-being)は向上しましたか?

人生は好転しましたか?

自信を持って「はい!」と言える人はどのくらいいるのでしょう?

私は自信を持って「はい」と言えないほう●●●●●●に属しています。

何も変わりませんでした。だから続きませんでした。

しかし!今日、その理由がわかりました!

●感謝をしても、毎日ありがとうと言い続けても、ありがとう日記をつけても、なぜ人生が好転しないのか?

●正しい感謝力とは何か?

●どうすれば正しい感謝力を身に着けることができるのか?

この記事ではこれらのことについての気付きとリサーチした内容についてお伝えします。

日本人は感謝力が弱い

次のような心理実験をした学者さんがいます。

大学生を3つのグループに分けて、感謝することが幸福感(Well-being)の向上につながるのかどうか、という実験です。

Aグループ・・・その日感謝したことを寝る前に5つ書いてもらう
Bグループ・・・今日、嫌だったことを5つ書いてもらう
Cグループ・・・今日、心を動かされたことを5つ書いてもらう

それぞれのグループに次のような質問をしました。

・その日の気分
・よく眠れたかどうか
・その日の体調

さて、この3つのグループの中で、最もポジティブな評価になったのはどのグループだと思いますか?

Cグループです。

つまり、感謝は効果がないという結果が出たのです。

なぜ毎日感謝している人の幸福感が向上しなかったのでしょうか?

理由はこちらのレポートで細かく説明されています。

【出典:「感謝すると well-being は高まるのか?」相川 充(筑波大学人間系教授)

(このレポートは読みやすく、とても興味深い内容なので、お時間あるときに読んでいただくと面白いと思います。)

このレポートをいろいろ端折って、ホントにざっくりまとめると

アメリカ人と比べて、日本人は感謝が幸福感の向上につながらない。

なぜか?

日本人は他人に感謝するときに「すみません」ということがある。

感謝はしているけれど、相手をわずらわせて申し訳ないという気持ちを持つ。

純粋にポジティブな感情だけでなく、ネガティブな感情(負債感情)も持つ。

この負債感情があることで、日本人は感謝が幸福感の向上につながりにくい、ということです。

アメリカ人は負債感情を持たないみたいですね。

これは文化の違いなので、良い悪いの問題ではありません。

しかし、日本人の感謝力が弱いのは事実です。

ではどうやって感謝力を高めればよいのでしょうか?

感謝を幸福感につなげるにはどうしたらよいのでしょうか?

感謝力を正しく分類する

まず感謝を2つに分けて考えることです。

人間●●”に対する感謝と”状態●●”に対する感謝です。

”人間”に対する感謝というのはすぐにイメージできると思います。

誰かが自分のために何かをしてくれた、ありがたい!という感謝です。

一方、”状態”に対する感謝とは何か?

・神に感謝する
・ご先祖様に感謝する
・今日何事も起こらなかったことに感謝する

このような感謝です。

つまり、「自分自身の状態の良さ」に感謝しているのです。

まずは感謝を”人間”に対するものと”状態”に対するものに分けて考えます。

次に、”人間”に対する感謝を違う視点で2つに分けます。

感謝感情●●感謝行動●●。この2つです。

感謝感情とは、「ありがたい」と思うこと。

感謝行動とは、ありがたいと思った気持ちを相手に表現すること。

感謝が相手に伝われば人間関係は良くなります。

感謝感情は、感謝行動となって表現されると、対人関係に影響を及ぼします。逆に言えば、感謝感情だけでは、対人関係に直接、影響しません。

【引用:「感謝すると well-being は高まるのか?」相川 充(筑波大学人間系教授)

しかし、感謝行動を起こして、相手に感謝を伝えるというのは実は難しい。

下の図の①の部分です。

この図で言うと、多分①が一番難しいです。

極言すると、感謝の気持ちがなくても、上手に感謝しているように伝えられる人もいれば、すごく感謝しているのに、伝えられないという人もいます。

伝えられない人にとってはストレスになります。感謝しているのに。

そして先ほども書いたように、「ありがたい」と思うと同時に「申し訳ない」という感情が起こりやすいのが、②の感謝。

一番簡単なのは④だと思います。

正しい感謝力を身に着ける考え方と方法

感謝にはレベルがあるのだと思います。

上の図で示したように簡単な順に

④ → ③ → ② → ①

そして①を超えるレベルの感謝が

人から感謝される」というレベルです。

誰が考えてもわかる通り、「人から感謝される」というのが最も幸福感が向上するでしょう。

でも、一足飛びにこのレベルには到達できないのではないかと思うのです。

今の自分を客観的に見て、自分がどの感謝レベルにいるのか確認して、そこからはじめないと感謝力は高まらないのではないか?

無理して感謝しようとしてもストレスがたまるだけではないのか?

私の感謝レベルは④なので、ここからはじめないと、ダメだということです。

ビジネス書に感化されて、ありがとう日記なんてものをつけていたこともありましたが、1ヵ月も続きませんでした。

感謝できることを考えて、ひねり出すことが苦痛だったからです。

それは、感謝について考えるレベルが間違っていた。

もっと、目の前の当たり前のことに感謝することから始めるべきでした。

今日のモーニングセミナーの後の朝食会で、松森さんに質問しました。

「行動すれば心が変わる」という人がいますが、難しいと思います。行動するのは簡単ですが、心が変わるのはその一瞬だけです。心を変えるにはどうしたらいいですか?

こんな質問です。

松森さんは、こう答えてくださいました。

感謝すること。日常の何でもないことに感謝すること。

・今日も目が覚めた。ありがとう。
・水道の蛇口をひねったら水が飲めた。ありがとう。

こんな日常の当たり前に感謝することで心が変わるということでした。

これなら感謝日記も続けられそうです。

そしてこんな当たり前のことに目を向けられるようになれば、感謝力は確実に高まるだろうなと思いました。

ちょっとでも凄いことが起きたら大感謝!となりますからね。

毎回たくさんの気付きがある経営者モーニングセミナーですが、今日は私にとってクリティカルヒットでした。