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こんにちは。岡山市南倫理法人会の谷口です。

ギブ&テイクという言葉があります。

「施されたら、施し返す!」というやつです。(半沢直樹でのセリフが顔芸とともに浮かんできますね)

最近は「ギバー(与える人)」になることで成功する、という考え方があります。

でも実は、【成功するギバー】と【人生を台無しにするギバー】がいることをご存じでしょうか?

その違いは何なのか?

今日の経営者モーニングセミナーの講師である栗本さんの話を聞いていて、その違いが腹に落ちました。

どうすれば長期的●●●に充実した人生を送ることができるのか?

今日はそんな気付きをもらいました。

「人生うまくいかないな~」と、生きにくさを感じている人がいたら、ぜひ最後まで読んでみてください。

無気力でネガティブ。人生終わらせたら楽になるかも?と考えていた高校時代

今日の経営者モーニングセミナーは(有)コレクションボーイズの代表取締役 栗本英昭さんにお話しいただきました。

中古車販売と保険代理業を営んでおられます。

31期目ということで栗本さんは2代目社長です。

テーマは「ポリシーと倫理」。

栗本さんのポリシーこそが人生を生きやすくしてくれるものではないかと感じました。

栗本さんは現在39歳。岡山市南区で父母妹と4人で中古車販売店を経営されています。

物腰柔らかで、さわやかなナイスガイという印象ですが、高校の頃は無気力に陥ったそうです。

先生からは「目が死んでいる」と言われれるほどに。

気分の浮き沈みが激しく、人の目がとにかく気になっていました。

まわりからどんなふうに思われているんだろうというのが脅迫観念のようになっていたのかもしれません。

当然のように学校に行くのが嫌になり、朝起きると、しんどくなるという状態でした。

学校に行っても、友達と抜け出してカラオケに行くという生活で、まわりからは自由にサボるやつと思われていました。

当時はとてもネガティブで、まわりの友人が得意としていることを「自分にはできない」と比較してコンプレックスを抱きます。

自分が得意でできることには目を向けず、自分は何もできない人間だと思ったのでしょう。

なぜこんな辛い思いをしなければいけないのか?

生きているからしんどいのかな?人生終わったら楽になるのかな?

そんな危険な方向にも考えが向かうことがありました。

しかし、両親からの愛情を感じていた栗本さんは最悪の選択は踏みとどまることができました。

そんな高校時代でしたが、3年生になってまわりが受験モードになります。

友人の影響を受けたのか、サボってばかりで全然勉強していなかったにも関わらず、大学に行きたいと思うようになります。

先生に相談すると、「お前には無理だからやめとけ」と言われました。

それで逆に火がついて、友人の助けもあって受験勉強スタート。

学業はうまくいかなくて退学したけど、大切なことを学んだ大学時代

高校での成績は下から数えたほうが圧倒的に早いという状態から、見事に鳥取大学に合格。

一人暮らしを体験して、高校時代のマインドとは大きく変わったようです。

社交的になって、大学に行くのが楽しくて仕方ないというように。

(勉強が楽しかったわけではなく、友達と遊ぶのが楽しかった)

大学時代に「人との付き合い方」「モノの見方」が高校時代とは大きく変わります。

「同じことを経験しても、良いことにするか、悪いことにするかは自分の捉え方次第」

「なんだ、自分がネガティブにしているだけじゃないか」ということに気付いて、そこからマイナス⇒プラスに変換するトレーニングをします。

そのように考えるトレーニングをすると、あれだけネガティブだった自分が変わったそうです。

こうしてモノの見方を学んだ大学時代でしたが、もともと何かを勉強したくて大学に入ったわけではなく、大学の授業にもついていけないので、退学を決意します。

父親に無理を言って大学に行かせてもらい、仕送りもしてもらっていたので、父親に電話するときは、「怒られるかな」と緊張しました。

しかし、あっさりと「そうか」の一言。

後に、「仕送りがなくなったホッとした」と言われたそうです。

退学後は様々なアルバイトを経験。責任者と喧嘩して辞めることも多かったフリーター時代

大学は退学しましたが、本来なら卒業するはずの22歳まではフリーターとしていろんな仕事を経験したいと考えました。

どんな仕事でも器用にこなせるという自信はあり、物事には一生懸命取り組む性格なので、どこでも重宝されたようです。

しかし、職場をよくしようと思ってする提案も、わずらわしいと感じる人もいるわけで、責任者と喧嘩して辞めることも多かったようです。

この経験から正社員として働くのは無理だと感じて、家業を手伝うようになったそうです。

何をやったらいいかわらかないという自分へのいら立ちを父親にぶつけていた20代前半

鳥取大学をやめて岡山に戻ってきた栗本さんは、何をやりたいということもなく、何をやったらいいかわからない自分に苛立ちを覚えていました。

自分が悪いのはわかっているけど、その苛立ちを父親にぶつける毎日。

これではいけない。何とかしないと、と考えます。

あるとき友人に「成人式実行委員をやってくれないか」と頼まれました。

ご縁と友人を大切にするというポリシーを持っていた栗本さんは、地元岡山で成人式実行委員となります。

ここから様々な人との出会いが生まれ、ボランティア活動にも力を入れるようになります。

北方四島のビザなし交流に参加したり、ラクロスの国際親善大会を開催したり。

岡山夏の名物「うらじゃ」に参加したり。

ここでもいろんな人とのご縁をいただいて、その人たちが、今のお仕事のお客さんになっているそうです。

なぜ栗本さんは、周りの人に支えてもらえるのか?世の中には3種類の人間(ギバー・テイカー・マッチャー)がいる。

無気力から人生を投げ出そうか、なんて考えたこともある栗本さんですが、今日のセミナーで感じたのが、栗本さんは常に友人に支えられてきた、ということです。

なぜ周りの人に支えてもらえるのか?

嫌なやつに関わりたいと思う人はいないはず。

栗本さんの「縁と友人を大切にする」というポリシーが体現されているからこそ、まわりの友人が栗本さんに関わっているのでしょう。

今日の栗本さんの話を聞いていて感じたのが、「栗本さんは戦略的ギバーだな」ということでした。

戦略的といっても、「計算して」とかではありません。

ポリシーを持ったギバーということです。

世の中には次の3種類の人間がいるという考え方があります。

  • GIVER(ギバー)惜しみなく与える人。
  • TAKER(テイカー)自分の利益を優先させる人。
  • MATCHER(マッチャー)損得のバランスを考える人。

ギブ&テイクという言葉がありますが、このギブとテイクを等量になるようにコントロールするのがMATCHER(マッチャー)です。

ただ、3種類の人間がいるといっても、正確には1人の人間にすべての要素があり、どれが最も強く表れるかということです。

さて、この3種類のタイプの中で、仕事の成果が最も悪い●●のはどのタイプだと思いますか?

自分の利益を優先させて、人から奪うことしか考えないテイカーだと思いますよね。

でも、実は違います。

『GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代』という本があります。

この本の中で、著者はいくつかの職種で調査を行い、ギバー、テイカー、マッチャーごとに仕事の成果を測定しました。

最も仕事の成果が上がらなかったのはどのタイプか?

最も仕事の成果が悪かったのは、実は「ギバー」だったのです。

ギバーは自分の仕事を後回しにして、人の仕事を手伝ったりします。その結果として自分自身の仕事のパフォーマンスが低下するんですね。

与える人はテイカーに搾取されてしまうのです。

しかし、同時に最も仕事のパフォーマンスが高かったのも「ギバー」でした。

どういうことでしょう?

ギバーにも2種類あるということです。

自己犠牲型ギバー】と【他者志向型ギバー】です。

【自己犠牲型ギバー】はテイカーに搾取されて終わりということが多いです。

もともと見返りを求めていないのですが、自分の努力がテイカーに搾取されるので、仕事の成果につながりません。

中には自己犠牲が強すぎて燃え尽きてしまう人もいるようです。

本来の意味でのギバーとはこのように自己犠牲の精神が強い人ですが、報われない人生というべきでしょう。

(本人は自己満足しているかもしれませんが)

一方で、【他者志向型ギバー】も最初は他人に与え続けます。

しかし、相手がテイカーだとわかると、自分の関わり方をマッチャーに変更できるのです。

つまり、与える価値のある人とない人(誰と付き合うか)を判別しているのです。

自分に与えられた時間と資源は有限です。

であれば、信頼関係を構築できる人に集中したほうが、お互いのためです。

またギバーの行動原理は相手を喜ばせる(相手の役に立つ)ことなので、与えたものに反応してくれる人と関わることで、ポジティブなエネルギーを循環させることができます。

(テイカーには奪われて終わりなので、エネルギーが循環しません。)

エネルギーを循環させることができれば、いずれはそのエネルギーが及ぶ範囲は自ずと広がっていくでしょう。

だからこそ、「誰と付き合うか」というのが非常に重要になってきます。

それより前にまずは自分自身が【他者志向型ギバー】になる努力をすべきですが。

栗本さんはおそらく【他者志向型ギバー】ではないかと、今日のセミナーで感じました。

「縁と友人を大切にする」という栗本さんのポリシーを見習わなければ!

長期的に充実した人生を送るには、与えるに足る信頼できる人を何人作れるか、にかかっているのではないでしょうか?

そのためには、自分自身が【他者志向型ギバー】になること。

これが意義ある人生を送るポイントかなと思ったセミナーでした。

【おまけ】人を引き込むセミナーの始め方

セミナーの最初で、「この人、天才かも」と思った話があります。

私もこれまでビジネスセミナーやマインド系のセミナーなど人並以上には参加してきました。

でも、セミナー冒頭でこんなことを言ったスピーカーは初めてです。

「皆さんの聞く力を貸してください」

栗本さんは今日のセミナーを打診されて、はじめは原稿を用意しようと思ったそうです。

しかし、それでは自分の想いが伝わらないのではないかと考え、原稿は作らず、今感じていることを話します、ということを言われました。

もちろん計算してではなくナチュラルに出たセリフです。

しかし、この一言は効きました。

少なくとも私は、このセリフで一気に引き込まれましたから。

人前で話す機会のある方に、おすすめのセリフです。

※計算して言うと、嫌みな感じが伝わるかもしれないので、取り扱い注意です。

次週モーニングセミナー予定

2020年11月18日(水)のモーニングセミナーは(株)シモバン代表取締役の松本浩之氏をお迎えします!

テーマは「苦難は有難い!?」です。

岡山市南倫理法人会・経営者モーニングセミナーは毎週水曜日6:00~7:00に岡山県護国神社いさお会館で実施されます。

朝日に輝く岡山県護国神社に早朝から訪れることで、良い1日になりそうです。

倫理法人会に興味を持っていただいた方は、お気軽に会場までお越しください。

ご質問のある方はこちらからどうぞ。

    そうそう、倫理法人会のことを調べて、「なんか怪しい団体じゃない?」と思った人はこちらの記事を読んでみてください。