「メタディスクリプション 書き方」で検索すると、どの記事も「メタディスクリプションは重要!」って書いてありますね。

でも、本当に重要なのでしょうか?

そもそもメタディスクリプションを記述しても、その通りに反映されないこともあるし、空白にして書かなくても、狙ったキーワードで1位になっている記事たくさんありますよ?

記事タイトルは重要だと思いますが、2020年現在、私自身はメタディスクリプションの重要性をあまり感じなくなりました。

わざわざメタディスクリプションの書き方なんて調べて勉強しなくても、空白でOKだということを事例とともに解説します。

メタディスクリプションに時間を使うより、他に時間を使いましょう。

この記事ではメタディスクリプションが空白でもまったく問題がない2つの理由を事例とともに解説します。

とはいえ、メタディスクリプションの意味くらいは最初に見ておきましょうか。

メタディスクリプションとは?言葉の意味から解説

メタディスクリプション(meta description)とは、検索結果画面(SERP)でタイトルの下に表示される部分のことです。

メタディスクリプションとは簡単にいうと、WEBページの説明文のことです。

・メタ(meta)=別次元の
・ディスクリプション(description)=記述

メタという言葉の意味は辞書的には「別次元の」という意味です。言い方を変えると、「別の観点から」という意味と考えていいでしょう。

ディスクリプションは「記述」「描写」「叙述」という意味です。

したがってメタディスクリプションとは、「WEBページの内容を別の観点から記述したもの」というところでしょうか。

「別の観点」とは、ここでは「簡潔にまとめると」という感覚です。

メタディスクリプションはCTR(クリック率)に影響を与える?

「メタディスクリプションがクリック率を高める重要な要素である」と多くの記事が解説しています。

確かにその通りでしょう。

自分の検索行動を振り返って考えてみても、メタディスクリプションは重要だなと思います。

何かのキーワードで検索して返ってきた検索結果から、どの記事をクリックするかというと、記事タイトルとメタディスクリプションを見て、自分が必要とする情報がありそうかどうかを瞬時に判断しています。

必ずしも一番上に表示されている記事からクリックするわけではありません。

例えば「メタディスクリプション 書き方」と検索したとき、PCであれば、ファーストビューで4位までの記事タイトルと3位までのメタディスクリプションが表示されます。

スマホだとファーストビューで2位までしか表示されませんが、1位より2位の記事のタイトル・ディスクリプションのほうが自分にとって魅力的だった場合、1位の記事より先に2位の記事をクリックするでしょう。

だから、タイトルとメタディスクリプションによって、クリック率が変わるというのはその通りです。

メタディスクリプションは100%反映されるわけではない

確かに重要なメタディスクリプションではありますが、自分の記述が検索結果に反映されないことも多々あります。

実際にメタディスクリプションが自分の書いた通りに反映されないという体験をした人も多いですし、Googleもサーチコンソールヘルプの中で説明しています。

メタ ディスクリプション タグ: Google では、ページ コンテンツから直接取得できる情報よりもページの概要をユーザーに正確に説明できると判断した場合、 タグのコンテンツを使用してスニペットを生成することがあります。

(出典:Search Consoleヘルプ

つまり、ページコンテンツから直接取得できる情報のほうを重視しているということではないでしょうか。

ワードプレスを使っている場合、多くのテーマでメタディスクリプションを記述する欄があります。

テーマ自体に記述する欄がなくても、「All in One SEO Pack」というプラグインを導入すれば、メタディスクリプションを記述することができます。

しかしここに記述しても、検索結果には異なる文章が反映されることがあります。

例えば、このサイトの「見出しタグ(Hタグ)の意味・重要性|使い方を間違えないために」という記事には、「All in One SEO Pack」で、メタディスクリプションに次のような記述をしています。

しかし実際にこの記事で狙っているキーワード「Hタグ 使い方」で検索したときに表示される説明文は下記のようになっています。

この記述はメタディスクリプションで反映しようと思って記述した内容ではなく、記事の導入文からGoogleが取得したものを反映しています。

蛇足ですが、同じ記事でも異なる検索キーワードで検索すると、ディスクリプションの表示も変わります。

先ほどは「Hタグ 使い方」で検索しましたが、「Hタグ 使い方」で検索すると、ディスクリプションは次のように表示されています。

「Hタグ 使い方」と「Hタグ 意味」では検索意図がまったく異なるわけですから、当然ディスクリプションは変わるべきです。

しかし、コンテンツ制作者の側で設定できるディスクリプションは1つだけ。

我々の側では検索キーワードによって表示させるディスクリプションを変更するというようなコントロールをすることはできません。

それなのに、メタディスクリプションの記述にこだわる意味ありますか?

メタディスクリプションは、Googleがぺージコンテンツから最適な内容を表示してくれるので、Googleにお任せしましょう。

もちろん、自分が記述した通りに反映される場合もたくさんあります。

こちらの記事(サジェストキーワード・関連キーワード・複合キーワード、何が違う?)は、メタディスクリプションを次のように設定しています。

そして、「サジェストキーワード 関連キーワード」「複合キーワード」と異なるキーワードで検索しても、同じディスクリプションが表示されています。

メタディスクリプションにこだわりたいという人はとことんこだわれば良いと思います。

メタディスクリプションが空白でも上位表示される

もうひとつメタディスクリプションが不要である理由があります。

それは、メタディスクリプションを書かなくても、狙ったキーワードで上位表示される事実があるということです。

私が運営している3つのサイトからいくつか実例を挙げてみましょう。

以下のキーワードで表示される記事はすべてメタディスクリプションを設定していませんが、いずれも上位表示されています。

(検索順位は2020年10月時点です。)

【地域情報サイト We Love 岡山】

岡山 お土産 マイナー3位
岡山産ワイン2位
エタノール 飲む1位
備前玉1位
独歩ビール 口コミ3位
招き猫 手5位

【映画レビューサイト キネマズ】

コングレス未来学会議 解説2位
キャストアウェイ 考察4位
アザーライフ永遠の一瞬 解説1位
リメインダー 考察1位
リップヴァンウィンクルの花嫁 考察6位
AI崩壊 面白くない2位

【空手教室紹介サイト 】

空手 流派3位
空手 メリット1位
猫足立ち1位
空手 種類4位
手刀 やり方1位
空手 立ち方1位

上記のキーワードの検索ボリュームは100以下のものもあれば、1000以上のものもあります。

また、映画レビューサイトに関しては、ライバルサイトはドメインパワーの強いものばかりです。

私が運営している映画レビューサイトは運営歴も短くドメインパワーは低いです。

そしてメタディスクリプションも記述していませんが、上位表示されています。

つまり、メタディスクリプションが検索順位に与える影響(SEO効果)は考える必要がないほど小さいと言えるのではないでしょうか。

メタディスクリプションとCTR(クリック率)の関係

最初にメタディスクリプションはクリック率に影響を与えると書きました。

記述した通りのメタディスクリプションが検索結果にきちんと反映されて、そのメタディスクリプションがクリックしたくなる感情を引き起こす内容であれば、クリック率に影響を与えることは確かです。

しかし、メタディスクリプションを記述しなくても、高いクリック率を維持することは可能です。

例えば、先ほど挙げたキーワードのいくつかについて、サーチコンソールでクリック率を調べてみると次のようになりました。

キーワード順位クリック率
エタノール 飲む1位66.4%
岡山 お土産 マイナー3位56.6%
招き猫 手5位6.4%
リップヴァンウィンクルの花嫁 考察6位8%
空手 流派3位18.1%
空手 メリット 1位1位63.9%
猫足立ち1位29.3%

「岡山 お土産 マイナー」というキーワードでは3位でクリック率56.6%です。

これを検索順位別の平均クリック率のデータと比較してみましょう。

(出典:SISTRIX

これは3位の平均クリック率11%を大きく超えています。

「空手 メリット」というキーワードでは1位でクリック率は63.9%です。

これも1位の平均クリック率28.5%を大きく超えています。

メタディスクリプションは検索結果におけるクリック率に影響を与えることは確かですが、影響の大きさはそれほどでもありません。

クリック率を高めるために最も重要なことは「検索を終わらせる」こと

ちょっと蛇足になるのですが、クリック率について考えることを述べたいと思います。

クリック率を高めるにはどうすればいいかということで、タイトルやディスクリプションを工夫しましょう、ということがよく言われます。

間違ってはいないのですが、「クリック率を高める」という点においては、タイトルやディスクリプションを工夫するよりはるかに重要なことがあります。

それはユーザーの検索行動をあなたの記事だけで「終わらせる」ことです。

さきほど挙げたキーワードの中に「招き猫 手」というキーワードがありますので、これを例に挙げて説明します。

「招き猫 手」というキーワードで私の記事は5位でクリック率6.4%です。5位の平均クリック率7.2%に届いていません。

これはなぜでしょうか?

「招き猫 手」というキーワードで検索したときに、必ずしも1位の記事から順番にクリックするわけではなく、ファーストビューで表示されている記事の中からタイトルとディスクリプションを見て、最初にクリックする記事を選んでいることは書きました。

では、その次の行動はどうなるでしょうか?

最初にクリックした記事で自分の知りたいことをすべて知ることができて満足したとします。

そのときは、それで検索行動を終わるはずです。

しかし、その記事に書かれていることで満足できなかった場合はどうでしょう?

ブラウザの「戻るボタン」をクリックして、他の記事を見るのではないでしょうか?

このときのクリック率を考えてみましょう。

「招き猫 手」と検索した人が例えば1位の記事をクリックしたとします。

それで検索行動が終われば、クリック率は100%ということになります。

しかし、1位の記事に書かれていることに満足できず、2位の記事をクリックしました。

この時点で1位の記事のクリック率は50%になります。

(2回表示されて1回クリックされた)

さらに2位の記事でも満足できず3位の記事をクリックしたとすると、クリック率は33%になります。

このように、ユーザーの検索ニーズを満たすことができないと、クリック率は下がっていきます。

逆にユーザーの検索行動を終わらせることができれば、クリック率は高まります。

一発でユーザーの検索ニーズを満たして検索行動を終わらせることが、クリック率を高めるために最も重要なことです。

そのためには、記事の存在に気付いてもらうために、検索上位を取らなければならないことは言うまでもありません。

クリック率が低い理由は上位記事の満足度が高いから

ここでさきほどの「招き猫 手」のクリック率について考えてみます。

検索順位は5位でクリック率6.4%です。5位の平均クリック率7.2%に届いていません。

これは、上位4つの記事で満足して検索行動を終わらせているユーザーが多いということを示しているという仮説を立てることができます。

検索順位5位ということはPCであってもファーストビューには入りません。

タイトルやディスクリプションがクリック率に影響を与えるのは、少なくとも4位以内(ファーストビュー)に入ってからです。

したがって、「招き猫 手」というキーワードでクリック率を高めようと思うと、検索順位を5位からさらに上にあげる必要があります。

そのためには、ユーザーの検索ニーズをライバル記事に満たさなければなりません。

そこで必要になるのが検索意図の分析です。

メタディスクリプションがどうの、タイトルがどうの、などと細かいことを考えていくのも、目的はWEBサイト(記事)へのアクセスを増やしたいからのはず。

そのためには、結局のところ、コンテンツを充実させてライバル記事以上の価値をユーザーに提供するしかありません。

一発でユーザーの検索を終わらせる記事で、検索順位1位を取れば、クリック率は100%に近づいていくはずです。

そんな記事を書けるようになりたいものです。