下記の記事でタイトルにSEOキーワードを詰め込むのはNGではなく、むしろ詰め込んだほうがいいですよ、ということを書きました。

この件に関して、この記事では実際の記事をサンプルに、タイトルにはSEOキーワードを詰め込んだほうがいいことを実証したいと思います。

SEOキーワード詰め込み記事の順位とアクセス数

そのサンプル記事は「招き猫 手」というキーワードで2020年10月現在4位の記事です。

これは2017年8月1日に公開して、2020年9月14日に更新した記事です。

この記事のタイトルは

招き猫の右手・左手の意味は?置き方でご利益が違う!商売繁盛の極意を解説!

ターゲットキーワードは「招き猫 手」ですが、他にも複数のキーワードを狙っています。

●招き猫 手
●招き猫 右手
●招き猫 左手
●招き猫 手 左右
●招き猫 手 意味
●招き猫 置き方
●招き猫 ご利益
●招き猫 商売繁盛

まずは、これら狙ったキーワードのGoogle検索順位と過去28日間のクリック数は次の通りです。

このように、ターゲットキーワード以外にも、いつくかの複合ワードをタイトルに詰め込むことで、複数のキーワードで上位表示することが可能になります。

(「招き猫 右手」「招き猫 左手」では思ったほど上がりませんでしたが・・・)

複数のキーワードで上位表示されるということは、その記事への入り口が複数できるということです。

極端に言えば、上記の記事で「招き猫 手」というキーワードしか狙っていなければ、「置き方」「ご利益」「商売繁盛」では上位表示されておらず、そのキーワードからのアクセスもないことになります。

別記事にすれば?

ここで、「置き方」「ご利益」「商売繁盛」は別の記事にして上位を狙えばいいじゃないか、という意見があると思います。

もちろんその考え方もOK。

SEOに正解はないので、そうした方がユーザーの利便性が高まると思うことをするのがいいでしょう。

なぜ同じ記事にしたのか?

「置き方」「ご利益」「商売繁盛」を別の記事にせず、「招き猫 手」というキーワードと同じ記事にした理由は3つあります。

潜在ニーズを満たす

一つ目の理由は、潜在ニーズを満たすためです。

SEOで上位表示されるには、質の高い記事を書きましょうということがよく言われます。

しかし、この「質の高い記事」とは具体的にどんな記事のことでしょうか?

それは、読者の顕在ニーズだけでなく、潜在ニーズも満たすことのできる記事です。

これまで、上位表示のためには、検索意図を満たすということが重要という事が言われてきました。

検索意図とは顕在ニーズのことです。

「招き猫 手」という検索キーワードで言えば、検索意図は次のようなものになるでしょう。

・招き猫が挙げている手の意味を知りたい
・右手と左手で何が違うの?
・手の長さに何か意味があるの?

これらのことが頭に浮かんだ(顕在化した)からこそ、スマホやPCの検索窓に「招き猫 手」と入力して検索したわけです。

しかし、そもそも招き猫に興味を持つのはなぜでしょうか?

招き猫とは縁起物。「何かいいこと起こらないかな」という思いが潜在的にあるからこそ、招き猫に興味を持つのではないでしょうか。

「招き猫の手の意味を知りたい」という顕在ニーズの奥底には、「最も効果のある、自分にとって適切な招き猫を知りたい」という潜在的な思いがあると考えられます。

とすれば、このような人たちに、顕在ニーズである「手の意味」だけを解説するのでは、”満足”レベルで終わりです。

本当に高品質な記事とは、”満足”を超えた”感動”や”感心”を与えられる記事でしょう。

そのようなレベルの記事を書くのは大変ですが、”感動”や”感心”レベルの記事を書くために考えなくてはならないのが「潜在ニーズ」なのです。

「招き猫 手」と検索する人に、「手の意味」を伝えるとともに、なぜそれを知りたいのかを考えて、潜在ニーズを捉えるコンテンツを加えることが、ライバル記事との差別化にもなります。

・招き猫にはどんなご利益があるのか?
・置き方にも良い置き方があること

これらが潜在的に知りたいこととしてあるのではないかと考えた結果、「招き猫 手」と同じ記事内に「置き方」「ご利益」「商売繁盛」というキーワードも一緒に入れることにしました。

別記事・内部リンクにするかどうか?

「置き方」「ご利益」「商売繁盛」を別記事にして、内部リンクするという方法もあります。

「招き猫 手」と検索する人の顕在ニーズだけを満たして、さらに知りたければ、別記事に飛ばすというやり方も正解かもしれません。

自分のサイト内の別記事をどんどん見てもらうことで、サイト滞在時間が長くなり、サイトの評価は高まります。

同じ記事内でまとめるか、別記事にするかどうかは、キーワードの距離間と文字数で判断するのが良いのではないかと考えます。

キーワードの距離感

「招き猫 手」と検索する人の潜在ニーズとして「置き方」「ご利益」「商売繁盛」はありそうだと感じますが、「起源」というキーワードはどうでしょうか?

「招き猫 手」と検索する人の潜在ニーズとして、「招き猫の起源を知りたい」というのは少し遠いのではないかと感じます。

だから、私の場合は、「招き猫 手」と同じ記事に「招き猫の起源」を書くのは違和感を持ちます。

この辺は人によって感覚は違うと思いますので、自分がどう感じるかによって判断すればよいでしょう。

このように、潜在ニーズの中でも、ターゲットキーワードとの距離感が、同一記事にするか、別記事にするかの判断基準のひとつになります。

想定外のキーワードでも上位表示される

もうひとつ、別記事ではなく、同じ記事に潜在ニーズを満たすコンテンツを入れることで、想定外のキーワードでも上位表示されるというメリットがあります。

当初まったく狙ってもいなかったし、タイトルにも入っていないキーワードでも上位表示を獲得できることがあります。

例えば、下記のキーワード。

招き猫 並べ方 1位
招き猫 方角 6位
招き猫 場所 6位

GoogleのAIが進化して文脈を捉えることができつつあるためか、「置き方」と意味の近い「並べ方」「方角」「場所」でも上位表示されています。

記事内にさまざまな単語を使うことで、同意語でも上位表示されることがあります。

まとめ

記事タイトルにSEOキーワードを詰め込むのはNGどころか、できるだけ多くの複合ワードを詰め込むべきです。

そのときに使うべき複合ワードは、潜在ニーズの中でもターゲットキーワードに近いものを選ぶのがコツです。