最初は「使い方わからん!」と思っていたGA4ですが、どうせ今後はGA4が主流になっていくんだろうなということで、GA4を毎日いじっています。
UniversalアナリティクスからGA4になって最も変わったなと思うのは、サイト内でのユーザー行動をより評価の対象にしようとしているんじゃないか、ということです。
つまり、「エンゲージメント」です。

GA4になって突然管理画面に現れた「エンゲージメント」という言葉。
意味を説明できますか? って聞かれると、「何となくイメージできるけど、なんだっけ?」となりませんか?
今回はGA4における「エンゲージメント」の意味について勉強していきます。
そもそもの「エンゲージメント」については、こちらの記事で解説しています。
エンゲージメントとは結局何のこと?エンゲージメントの真の意味
GA4における「エンゲージメント」の意味
WEBマーケティングで言うところの「エンゲージメント」はWEBサイトやアプリ内でユーザーが起こしたアクション(操作)のことです。
Facebookなら「いいね」「シェア」「コメント」など。
Twitterなら「いいね」「RT」「コメント」など。
SNSだとエンゲージメントはわかりやすいですが、WEBサイトの場合のエンゲージメントとはどんなアクションのことなのでしょうか?
GA4では、以下のようなアクションをエンゲージメントと考えています。
・10秒を超えて継続したセッション
これはわかりやすいですね。WEBサイトに10秒以上とどまっていたらエンゲージメントとカウントされます。
・コンバージョンイベントが発生したセッション
メニューにある「コンバージョン」をクリックすると、コンバージョン名のところにいくつか並んでいます。

下の6個がデフォルトで設定してあったコンバージョンイベント。上の2つは自分で設定したコンバージョンイベントです。
これらのいずれかが発生するとエンゲージメントとしてカウントされます。
click・・・外部リンクのクリック
first_visit・・・初回訪問
page_view・・・ページビュー
purchase・・・購入(ECサイト用)
scroll・・・WEBページを9割スクロール
session_start・・・セッション
これらがエンゲージメントにカウントされます。
・2回以上のスクリーンビューやページビューが発生したセッション
1セッションで2ぺージ以上見たということでしょうか。
またアナリティクスヘルプには次のような記述があります。
コンテンツ配信者の場合は、ページを下方向にゆっくりスクロールするといった操作がエンゲージメントになります。ユーザーが記事の長さを確認するためではなく、内容を読むためにスクロールしていることを示すエンゲージメントです。
e コマースサイトの場合は、商品の詳細ページを閲覧する、特定のページに一定時間留まるといった操作がエンゲージメントになります。
オンライン バンキング アプリの場合は、口座の残高確認などです。
大学のサイトの場合は、情報動画の視聴などがエンゲージメントになります。
Googleクロームを使っていると、ページを下方向にスクロールするスピードまで把握できるってことですね。
これら、Googleが考えるエンゲージメントの説明を読むと、UniversalアナリティクスとGA4は根本的に違うことがわかります。
Universalアナリティクスは無機質なデータの集まりですが、GA4はユーザー行動をより評価対象にしようとしているように感じられます。
エンゲージの薄い100のアクセスより、エンゲージメントの高い10のアクセスのほうを評価する、と言っているように感じられます。
ますますユーザーニーズを満たすコンテンツの作成がマストになってくるということですね。