Facebook広告を出稿しようと、キャンペーンの作成→広告セットの作成→広告と進んで「公開」をクリックすると、審査に入ります。
早ければ15~30分ほどで審査OKで配信されますが、審査に落ちることもあります。
今回はFacebook広告審査落ちの理由のひとつ、「迂回システム」とは何かについて解説します。
Facebookだけでなく、Google広告でも、同じようなポリシー違反があります。
Googleでは「広告掲載システムの回避」と呼ばれています。

実は、私のアカウント、只今停止中・・・
別にわざとやったわけじゃないんですが。
広告掲載システムの回避は重罪らしく、なかなか許してもらえません。
Facebook広告では「迂回システム」と呼ばれるポリシー違反は具体的にどんな行為なのでしょうか?
迂回システムの具体的な内容
Facebookの説明では下記の通りです。
抵触ポリシー:28.迂回システム
広告審査プロセスおよびその他の法執行システムを迂回する方策を講じてはなりません。
この方策には、広告コンテンツまたはリンク先ページの隠蔽も含まれます。
例)
・単語やフレーズを難読化する目的で広告テキストにUnicode文字または記号を使用すること
・広告のリンク先ページへの、Facebookによるアクセスを制限すること
・既存のアカウントにポリシー違反が適用された後、新しい広告アカウントの作成を試みること
・単語やフレーズを難読化する目的で広告テキストにUnicode文字または記号を使用すること
これは要するに絵文字を使ってはダメということです。
なぜダメなのかというと、テキストでは審査落ちになるような表現を、絵文字を使って表現することで、広告の審査を邪魔している(迂回している)と判断されるようです。
例えば、アルコール、暴力、性的表現を絵文字でやったりするやつがいるようです。
だから、絵文字はアウト、となったようです。
もうひとつ、「○○」という伏字を使うのも迂回システムとみなされるようです。
例えば「私は○○でうまくいきました」のようなよく見る表現です。
・広告のリンク先ページへの、Facebookによるアクセスを制限すること
これはわざとやっているわけじゃないことが多いのですが、故意にブロックしていると思われるようです。
広告のリンク先を1ページの縦長LPにして、フッターに「会社概要」「特定商取引法による表示」くらいなら問題ないのですが、リンク先を何十ページもあるホームページにリンクしているときが問題です。
例えば、不動産のホームぺージなら、物件情報が何十件と掲載されているわけですが、中には「会員限定」としているページがあります。
このようにアクセス制限がかかっているページがあると、「なんか、広告に違反する表現してるんじゃない?」と疑われるわけです。
広告審査の妨害(迂回システム)ということです。
もうひとつ、これも故意ではないのですが、海外IPからのアクセスをサーバーで制限している場合も迂回システムとみなされます。
・既存のアカウントにポリシー違反が適用された後、新しい広告アカウントの作成を試みること
これは文字通り、アカウント停止くらった直後に、新しい広告アカウントを作ったらダメということです。
これらが、広告迂回システムに該当します。
一番気を付けなければならないのは、アクセス制限をかけたページがあるサイトに広告からリンクを送ることです。
Facebook広告からのリンク先は、1ページのLPにするのが無難です。