今も昔もSEOにおいてドメインパワー(ページランク)は重要です。

特に2020年段階においては、誤解を恐れずにいうと、コンテンツの質よりドメインパワーのほうが重要です。

それはYMYL領域(健康・お金に関する分野)のWEBサイトを見れば明らかです。

健康関連のキーワードで検索すると、病院、専門機関、有名製薬会社などのサイトしか上位にいません。

それらのサイトのコンテンツは、読みにくく、わかりにくいコンテンツも多く、検索意図を満たしているとも思えないものがあります。

それでも上位表示されるのは、GoogleがE-A-Tを重視しているからです。簡単にいうと、ドメインの信頼性です。

E-A-Tとは何か?ドメインの信頼性を高める方法については、下記の記事で解説しています。

この記事ではドメインの信頼性(≒ドメインパワー)を高めるために最も重要度が高いといっていい「被リンク獲得方法」をご紹介します。

質の高いコンテンツを作っていれば、自然に被リンクは増えるという人もいますが、そんなことはありません。

特に中小零細企業のホームページに自然に被リンクが増えることはまずありません。

こちらから能動的に行動していかなければなりません。

ここでは被リンク獲得の戦術を11個紹介します。

質の高い被リンクとは?

11個の被リンク獲得戦術を紹介する前に、どうしても抑えておかなければならないのが「質の高い被リンク」とは何か、ということです。

被リンクを増やすだけなら、いくらでも増やすことができます。

自分でたくさんサイトを作って、そのサイトから目的とするサイトへリンクすればいいだけです。

以前は低品質サイトからのリンクでも評価される「質より量」の時代がありました。しかし、今は低品質サイトからのリンクは評価されないばかりか、ペナルティを受ける時代です。

簡単にまとめると、質の高い被リンクとは下記2つの条件を満たすものです。

質の高い被リンクとは?

①ページランク(ドメインパワー)の高いサイトからのリンクであること
②実際にリンクを渡っていること

質の高い被リンクについては、下記の記事で詳しく解説していますので、よかったら確認してください。

ドメインパワーを爆上げする被リンク獲得方法

では、被リンクには質が求められるということを念頭に置いたうえで、具体的に被リンクをどこから獲得するか、その方法を11個紹介します。

ドメインパワーを上げる被リンク獲得方法①政府系サイト

政府系機関のサイトからの被リンクは超強力です。

信頼性の高いサイトからのリンクだからです。

質の高い被リンクとは、ページランクの高いサイトからのリンクであるとお伝えしました。

では、ページランクの高いサイトとはどんなサイトでしょうか?

2016年以降、Googleはページランクを非公開にしましたが、ページランクという指標は現在もGoogle内部には存在すると考えられています。

では、まだページランクが公開されていた時代に、どんなページのランクが高かったかというと、Facebook、ウィキペディアなどのほかには、政府系機関、教育機関のWEBぺージでした。

これはおそらく今でも変わっていないと思われます。

政府系機関のサイトというと内閣府とか総務省とか金融庁とかのサイトをイメージするかもしれませんが、それらのサイトが民間企業のサイトにリンクすることなどあり得ません。

政府系機関のWEBサイトといっても、被リンク獲得の可能性があるのは地方自治体のサイトです。

県庁、市役所、区役所などのWEBサイトです。

これらのサイトの中には広告枠を設置しているサイトがあります。

例えば、岡山県のホームぺージにはトップページの下部に広告枠があります。

(出典:岡山県HP


掲載基準は厳しいですし、費用もかかりますので難易度の高い被リンク獲得方法ではあります。

しかも、自治体サイトからのリンクには2つの注意点があります。

注意点1.nofollowが設定されている可能性がある

上記に岡山県ホームぺージの広告枠を紹介しましたが、実はこの広告リンクには”nofollow”が設定されています。

したがって、岡山県ホームページからのリンクにはSEO効果はありません。

広告枠からのリンクには”nofollow”が設定されていないかどうか確認する必要があります。

注意点2.ペイドリンクと判断される可能性がある

こちらのほうがより重大なのですが、Googleはリンク購入をNGとしています。

自治体のサイトとはいえ、これもリンク購入と判断されるリスクはあります。

ただし、2020年時点では、自治体サイトからの被リンクでペナルティを受けたという話は聞きません。

例えば島根県のホームページにも広告枠があり、こちらは”nofollow”は設定されていないのでSEO効果はあると思われます。

(出典:島根県HP)


実際に島根県ホームぺージに広告掲載している企業のホームぺージは、「島根 外車 買い取り」で1位にいます。

Ubersuggestで調べてみると、島根県ホームページからのリンクを認識しているので、当然Googleも認識しているはずです。つまりペナルティを受けているとは考えられません。

これは現時点でのことであり、今後自治体の広告枠からのリンクもペナルティの対象になるリスクはあります。

上記2つの注意点はありますが、政府系(自治体)サイトからのリンクは強力なSEO効果があります。

もちろん、リンクを渡る人がいなければ評価はされないでしょう。しかし県庁レベルのサイトであれば、月間10万、20万アクセスはあると思われます。

実際、岡山県ホームぺージは月間28万アクセスと公表しています。

(出典:岡山県HP

そのトップページにリンクされているわけですから、リンクを渡る人が0とは考えにくいです。

ドメインパワーを上げる被リンク獲得方法②業界団体

業界団体のサイトもドメインパワーが高いサイトのひとつです。

例えば、不動産業界であれば、次のような業界団体サイトがあります。

これらのサイトのいくつかは会員登録をするなどで被リンク獲得することができます。

ウィキペディアより引用

社団法人不動産協会
社団法人全日本不動産協会
全国不動産政治連盟
不動産保証協会
日本高層住宅協会
社団法人不動産証券化協会
一般社団法人マンション管理業協会
日本測量協会
地図協会
日本地図調製業協会
宅地建物取引業協会
公益財団法人日本賃貸住宅管理協会
社団法人全国宅地建物取引業協会連合会
社団法人不動産流通経営協会
社団法人日本住宅建設産業協会
日本不動産経営協会
NPO法人日本不動産カウンセラー協会
日本地主家主協会
日本住宅協会
境界鑑定研究会
日本マンション学会
アジア不動産学会
日本土地環境学会
雇用振興協会
東京ビルヂング協会連合会
日本勤労者住宅協会
全国展示場連絡協議会
移住・住みかえ支援機構
全国住宅宅地政治連盟
日本競売協会
指定管理者協議会
全国宅地建物取引ツイッタラー協会(全宅ツイ)

(出典:ウィキペディア

これらのほかにも、不動産業界であれば、SUMOなどの不動産ポータルサイトからもリンクはもらいやすいです。

また、業界団体とは少し違うかもしれませんが、地域の商工会議所のホームページも会員になることで被リンク獲得できる場合があります。

岡山商工会議所の場合、Ubersuggestでのドメインスコアは59ですから、まずまずのドメインパワーを持っていると考えられます。

東京商工会議所のドメインスコアは84ですが、会員企業へのリンクはないようですね。

地域によって被リンク獲得できる場合とそうでない場合があります。

ドメインパワーを上げる被リンク獲得方法③取引先

取引先のホームぺージにリンクを設置してもらうというのは、交渉しやすいのではないでしょうか。

「御社のホームぺージで、うちのホームぺージを紹介してください」と言われれば、無下に断ることもできないでしょう。

それに取引先であれば、まったく無関係の業種ではないはずなので、関連性の部分でも効果が期待できます。

特に運営歴の長いドメインだと抜群ですね。

ドメインパワーを上げる被リンク獲得方法④監修者

Googleは近年、WEBサイト、WEBぺージのE-A-Tを重視しています。

E-A-Tとは一言でいうと、信頼性のことです。

コンテンツの信頼性を高めるために、監修者を紹介するぺージが増えてきました。

税金についての記事を書いたら、税理士や公認会計士に監修してもらう。

ダイエットについての記事なら、管理栄養士に監修してもらう。

病気に関する記事なら、医師に監修してもらう。

このように、記事に監修者を表示することが多くなっています。

監修を依頼するときに、監修者が自分のWEBサイトやブログを持っているなら、そこから自身が監修した記事にリンクをお願いするのです。

逆に言うと、記事の監修を依頼するときには、自分のWEBサイトやブログを持っている人に監修を依頼するといいでしょう。

これも割と依頼しやすいはずです。

ドメインパワーを上げる被リンク獲得方法⑤寄稿

大手サイトの中には、記事を募集しているところがたくさんあります。

有名なところでいうと「All About」「BLOGOS」などです。

ドメインパワーの高いサイトに寄稿できれば、効果の高い被リンクを獲得できます。

ドメインパワーを上げる被リンク獲得方法⑥自作自演

最も確実に被リンクを獲得する方法が自作自演です。

自作自演、つまり自分が作ったサイトから、自分の別のサイトにリンクするという方法です。

自作自演リンクはNGというSEOコンサルタントがいますが、これは嘘です。

自作自演リンクがダメなのではなく、低品質サイトからのリンクがNGなのです。

ですから、自分で質の高いサイトを作って、そこから自分の他のサイトへリンクを送ることはまったく問題ありません。

質が高いサイトとは、ユーザーの役に立つサイトです。具体的にはアクセスが多い、滞在時間が長い、という指標に表れるでしょう。

自作サイトからのリンクでネックになるのが、多くの場合、ドメインパワーが低いサイトからのリンクになるということです。新規ドメインで作ることが多いからです。

じゃあ、ドメインパワーの高い中古ドメインでサイトを作ればいいじゃないか、と考える人もいるかと思いますが、そう考える人は、次の記事を読んでみてください。

費用対効果が低いことに気付かれるでしょう。

もうひとつ注意点として、自作自演リンクの場合、ドメイン、サーバーも分散する必要があります。

同じドメイン、同じサーバーからのリンクより、複数ドメイン、異なるIPからのリンクの方が効果があると思われます。

ドメインパワーを上げる被リンク獲得方法⑦サイト購入

自作自演リンクでは、量と質の部分において限界があります。自分で質の高いサイトを10個も20個も作ることは物理的に不可能です。

ということで、他人が作ったサイトを購入するという方法があります。

下記のようなサイト売買仲介サービスがいくつか誕生しています。

WEBサイトもM&Aの時代ということですね。

https://rakkoma.com/

安いサイトで10万くらい、高いサイトだと数百万円です。

もし、自分の事業に関連するサイトがあれば、サイト購入して、そのサイトからターゲットサイトにリンクするというのもありです。

ただし、費用体効果という点ではかなり分が悪いです。

事前にどんなサイトか確認することができれば、ドメインパワーも調べることができますが、事前にサイトURLがわからないので、ドメインパワーを調べることができません。

資金に余裕があり、税金対策をしたいという場合は、サイト購入して被リンク獲得という選択肢もあるね、という程度です。

売却理由も信頼できないものが多いですしね。

ドメインパワーを上げる被リンク獲得方法⑧記事作成依頼

自作自演リンクと同じ内容になりますが、サイトに投下する記事を人に書いてもらうという方法です。

自分で記事を書くのは限界がありますので、クラウドワークスなどで外注ライターを使い記事を作成し、サイトを作っていきます。

そしてそのサイトから被リンク獲得するということです。

この場合も、納品された記事のチェックなど労力はかかります。

ドメインパワーを上げる被リンク獲得方法⑨相互リンク依頼

ドメインパワーの強いサイトを探して、お問い合わせフォームから相互リンクの依頼をメールで送るという方法です。

できれば、自社の事業と関連のあるサイトが理想ですが、まったく違う事業領域のサイトでもOKです。

メールを送っても、ほぼ無視されますが、5~10%くらいの割合で返信されます。

もちろん「NO」という返信もありますが、相互リンクに応じてくれるサイトオーナーもいることは確かです。

地道にコツコツやっていくと、この方法が最も多くの被リンクを獲得できるのではないかと感じています。

ドメインパワーを上げる被リンク獲得方法⑩SNS

Facebook、twitterなど主要なSNSから自サイトにリンクしても、”nofollow”がついているので、これらのサイト自体からのリンクにはSEO効果はありません。

しかし、もしSNSでバズることができれば、多くの人が目にすることになり、中には自分のブログやWEBサイトで紹介してくれる人がいるかもしれません。

かなり他力ではありますが、SNS経由でも被リンク獲得の可能性はあります。

しかし、SNSについては、被リンク獲得メディアというよりは、サイテーション獲得のメディアと考えたほうがいいかもしれません。

サイテーションとは「言及」という意味で、例えば自分のサイトのサイト名がリンクなしで紹介されるということです。

またSNSに本気で取り組んでフォロワーを増やすことができれば、WEBサイトへのアクセス経路としての役割が大きくなるでしょう。

SNSからの流入を増やすことができれば、SEO(つまりGoogleのアルゴリズム)に影響されないアクセスを獲得することができます。

ドメインパワーを上げる被リンク獲得方法⑪アフィリエイト

最後にご紹介するのがアフィリエイトによる被リンク獲得です。

ASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)に広告主として登録して、商品・サービスをアフィリエイト登録すれば、報酬によっては多くのアフィリエイターが宣伝してくれるでしょう。

一気に被リンクを獲得することができます。

しかし、自分で書いておいて言うのも変ですが、ASPへの登録はあまりおすすめできません。

理由はリンク元のサイトの品質を担保できないことです。

アフィリエイターという人種は、(すべてとは言いませんが)その多くが、「金さえ稼げればよい」という思考を持っています。

他サイトや書籍からテキストや写真を盗用するなど、著作権など無視する人間が多いのです。

したがって、アフィリエイターに自社の商品・サービスを紹介させる(被リンクを獲得する)と大問題になるリスクがあります。

アフィリエイトサイトの数が少なければコントロールできるかもしれませんが、チェックだけでも大きなコストがかかります。

広告主としてアフィリエイト登録すれば、一気に被リンクを獲得できますが諸刃の剣ということになります。

おすすめは、ASPに登録するのではなく、優良なアフィリエイターを探して交渉することです。

自社の商品・サービスを購入されるお客様が検索されるであろうキーワードで実際に検索すると、アフィリエイトプログラムがある分野では上位をアフィリエイトサイトが占めていることがあります。

例えば、「WIFI おすすめ」と検索してみると、私が検索した時点では、1ページ目の10サイトのうち、8サイトがアフィリエイトサイトです(残りの2サイトはGMOと価格.com)。

インターネット関連事業を営んでいるのであれば、「WIFI おすすめ」と検索して上位に出てくるアフィリエイトサイトのオーナーに自社の商品・サービスを紹介してもらうことで被リンク獲得ができます。

条件によっては、連絡してもお断りされる場合もあるでしょう。しかし上位に表示されているアフィリエイトサイトの多くはドメインパワーが高い場合が多いです。

トップアフィリエイターはその辺のSEO業者より、はるかにSEOのスキルが高く、Googleからもユーザーからも高評価を受けるサイト作りに熟知しています。

ごく少数の優良アフィリエイターが作ったアフィリエイトサイトからのリンクであれば、SEO効果も高いと思われます。

リンクしてもらうことができたとしても、”nofollow”にされないように注意しましょう。

まとめ

以上、ドメインパワーを高めるために重要な施策となる「被リンク獲得」について、具体的な戦術を11個紹介しました。

被リンクはGoogleの検索エンジンが誕生したときから、今までずっと重要な要素です。

良いコンテンツを作っていれば、紹介してくれる人が増える(自然に被リンクが増える)という幻想は捨てましょう。

大企業、芸能人のサイトでもない限り、自然に被リンクが増えることはありません。

同じようなコンテンツならドメインパワーが高いほうが上位表示されやすいことは確かです。

狙ったキーワードで上位表示されれば、コンバージョン数は必ず増えます。(コンバージョン率は低下するかもしれませんが)

つまり、ドメインパワーが低いよりも高いほうが、コンテンツ制作の費用対効果が圧倒的に向上します。

この記事が被リンク獲得の参考になれば幸いです。