「ブログ 文字数」と検索してこの記事にたどり着いたあなたが本当に知りたいことは、「ブログの記事はどれくらの文字数が最適なのか?」「何文字書くのが正解なのか?」ということですか?
本当に?
本当は違うんじゃないですか?
- ブログの最適な文字数は3,000文字以上っていう情報を見たけど、そんなに書けないんですけど・・・
- どれくらいの文字数があれば上位表示されるのか?
本当はこんなことを心の奥で考えているのではないですか?
この記事では、「ブログ 文字数」と検索する人に上記のことをお伝えしたいと思います。
では、いってみましょう!
①「ブログ 文字数」と検索する人の残念な間違い
ブログの文字数は最低1,000文字、できれば3,000文字以上!
上位表示するには8,000文字以上が理想!
こんな情報を目にして、「なるほど!」とか思ったりしていませんか?
その思考、危ないですよ。
なぜか?
ブログの文字数を気にする人には、ブログを書くために絶対に必要なある視点が欠けています。
その視点とは、読者の視点です。
厳しい言い方になりますが、ブログの文字数を気にする人は”自分が”何文字書けばいいかを気にしているんですよね。
つまり自分のことしか考えていません。
でも、読者は文字数なんて気にしていません。
自分が読者のときを考えてみてください。
「この記事は300文字しかないから読むのをやめておこう」
「この記事は1万文字以上あるから読むぞ!」
こんなこと考えますか?・・・考えないですよね。
人は自分以外の人のことは観察することができますが、自分が当事者になると、大切なことを忘れてしまうんですね。
自分が書いた記事を読んでほしい!上位表示したい!と本気で思っているのであれば、まず「ブログの文字数は何文字が適正か?」というこの考え方を捨ててください。
この考え方を捨てない限り、読まれる文章を書くことはできません。
②最適な文字数はどう考えるべきか?
そんなこと言ったって、実際に上位表示されている記事は文字数が多いなじゃないか!
そんな声が聞こえてきます。
でも、本当にそうですか?
あとで実際の記事を紹介しますが、僕の場合、1600文字程度で検索1位になっている記事があります。
一方で3万字近く書いても上位表示されていない記事もあります。
では、ブログ記事の最適な文字数というのはどう考えればいいのでしょうか?
先ほどブログの文字数を気にする人は自分のことしか見ていないという厳しいことを言いましたが、まさにここに問題があるのです。
Google検索で上位表示するということはどういうことかわかりますか?
”他の記事”より読者に評価される記事を書くということです。
つまりライバルがいるということです。
ブログの文字数を気にする人は、ほとんどの場合、ライバルの存在を見ていません。
ライバルの記事と比較して、それより読者の評価が高ければ上位表示されるし、ライバルの記事より評価が低ければ、上位表示されません。
だから、最適な文字数というのは、記事によって(=狙ったキーワードによって)変わるのです。
1位の記事が1万文字の情報を伝えているなら、それ以上の文字数が必要になるかもしれないし、1,000文字で1位になっているなら、同程度で勝負すればいいわけです。
まず、ライバルの記事を見ましょ。ライバルの記事の文字数はどれくらいなのか?その文字数でどんな情報を伝えているのか?
まずそこを見ましょう。
そうすれば、「このキーワードなら、○文字くらいの情報量が必要だな」という目安が分かってきます。
ブログの記事は自分のために書くものではありません。
誰かに読んでもらいたい!
この情報や考えを伝えることで読んだ人のプラスになる!
そんな思いがあるからこそ文章を書くわけです。
まずは読者の頭の中を想像しましょう。それが上位表示するために最初に必要な心構えです。
③文字数と検索順位の実例(私の場合の記事公開)
それでも文字数が気になる!(笑)というあなたに、実際に私が書いた記事の実例を上げながら、文字数と検索順位についての事例をお示ししましょう。
ドメインが違うと比較が難しいので、同じドメインの記事をいくつか紹介します。
下記は2020年3月現在、私が書いた記事で検索1位になっている記事の狙ったキーワードと文字数のリストです。
セイシャン立ち https://wka.jp.net/archives/756 | 439文字 |
空手 中段受け https://wka.jp.net/archives/916 | 651文字 |
四股立ち https://wka.jp.net/archives/744 | 1607文字 |
空手 流派 https://wka.jp.net/archives/154 | 4044文字 |
空手 子供 https://wka.jp.net/archives/377 | 9389文字 |
(なぜ空手のサイトを作ったかというと、友人がやっている空手教室の生徒募集のためです)
これ見てどう思いますか?
400文字ちょっとで1位になる記事もあれば、1万文字近い記事もあります。
わかっていただきたいたのは、ライバルの記事次第ということなんです。
「セイシャン立ち」で1位の記事なんて、ショボすぎて笑えるでしょ?
もちろん1位になったからといって、アクセスが集まるかというとそれは別の話です。
検索順位を狙うか、アクセスを狙う戦略でいくかというのは、また別の記事で考えたいと思います。
とにかくわかっていただきたいのは、文字数はライバル次第!自分を基準に考えるものではないということです。
④長い文章が書けないあなたへの処方箋
さて、そろそろ、ブログの文字数を自分視点で気にすることに意味がないことはわかっていただけたでしょうか?
それでは、最後に「ブログ 文字数」と検索する人が、本当は心の奥に持っているもう一つの疑問について解決策のヒントをお伝えします。
もう一つの疑問とは
長い文章を書くにはどうすればいいのか?
というものです。
これはライターによってもいろんな考え方があります。
あくまで私の手順です。もし参考にできることがあったら嬉しいです。
文章を書くときの私の心構えと手順を以下で紹介します。
このブロックには、想定されていないか無効なコンテンツが含まれています。解決HTML に変換
ひとつひとつ説明すると長くなるので、この心構えをもとに、具体的にどうやって記事を書いているか、この記事を書いたときの流れをもとに説明したいと思います。
あ、でもひとつだけ絶対に意識していることだけ言わせてもらいます。
ちょっと前に流行ったコンテンツSEOという考え方があります。
何かのキーワードで上位表示を狙って記事を書くときのノウハウです。
どんなノウハウかというと、「狙ったキーワードで検索して上位10記事のタイトル・見出し・書かれている情報を抜き出し、それらの情報を網羅したまとめ記事を作りましょう」というものです。
これ、何か価値あります?
自分では何も生み出さず、人の情報・意見をまとめて、「この考え方いいですねー」とか能天気なコメントするだけの記事ですよ?
読んで面白いですか?
この記事書いたのどんな人なんだろう?って書いた人に興味がわきますか?
書かれている情報を消費して終わりですよね。
いくらアクセスを集めることができても、こんな記事つまんねーなと思うのです。
上位表示されている記事の情報を網羅するというのは、現在のグーグル検索で自分の記事を上位表示するためには、必要な考え方なのですが、同時にコンテンツSEOのノウハウによって、自ら価値を生み出すことのない記事があふれる結果になっています。
と、グチはこれくらいにして、ブログ記事を書く手順です。
ブログ記事を書く手順(私のやり方)
①書くテーマ(キーワード)を決める
何か書きたいテーマがなければ何も生まれないので、まずはテーマ(キーワード)を決めます。
この記事の場合は「ブログ 文字数」というテーマについて書こうと思って書いています。
なぜ書こうと思ったかというと、twitterで「ブログの適正な文字数は3,000文字です」みたいなツイートを見かけて、「違うでしょ!」と思ったことがキッカケです。
それで「ブログ 文字数」というキーワードの検索ボリュームを調べたら、まあまあ調べている人がいて、ニーズがあると思ったので書こうと思いました。
②材料を集める
自分の意見はゼロからは生まれません。何か他人の意見を目にしてはじめて自分の意見が明確になります。
比較するものがあってはじめて自分の意見が明確になります。
そのために(自分の意見を作るために)材料集めをします。
材料集めとは、雑誌の記事や書籍の記述、テレビの情報などです。
何かのキーワードで上位表示を狙う記事を書く場合には、その記事で今現在上位表示されている上位5~10記事の情報です。
これらの記事の何を見るかというと、自分が気になった情報、そして書き手の意見です。
私は材料を集めるときにマインドマップを使っています。
こんな感じです。

既存の記事の情報・意見をピックアップしながら、自分の感想・意見・ひらめき・アイディアを思いつくままに書き出していきます。
ブログの記事を書くのに構成をいきなり考える人がいますが、これやるとかえって時間かかりますよ。
まずは自分の頭の中にあることを書き出して見える化することです。
③自分の意見を作る
②で自分の頭の中を文字にして、そのマインドマップを眺めながら、自分が一番伝えたいことを考えます。
この記事での私の意見は
「ブログ 文字数」と検索する人は自分のことしか見えてないよ。それで読者に読んでもらえる文章が書けると思いますか?
ということです。
自分の意見を作るときのコツは、既存の記事に書かれている意見・考えに対して「本当にそうなの?」という問いをすることです。
そしてめちゃくちゃでもいいから反対の意見を考えてみる。
すると面白い意見が生まれることが経験的に多々あります。
④自分の意見が決まってから構成を考える
③で自分の意見を作ったら、構成を考えます。
WEBライティングの場合は結論(=自分の意見)を最初に書くことをおすすめします。
WEBの場合、最初の100文字で読んでみようと思ってもらえなければ、すぐに離脱されるからです。
人が文章を読んだときに惹かれるのは「あなたの意見・考え」です。
それをまず最初に持ってくることをおすすめします。
この記事の構成は最初に書いた通り、次のように考えました。
- 「ブログ 文字数」と検索する人の残念な間違い
- 最適な文字数はどう考えるべきか?
- 文字数と検索順位の実例(私の場合の記事公開)
- 長い文章が書けないあなたへの処方箋
最初に自分の考え・意見を書いて、その理由について書きます。
その後に
「最適な文字数はどう考えるべきか?」というWhyを設定し、それに応えるパート。
その次は事例をあげる。
最後に読者の役に立てる情報・ノウハウなど。
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私の場合はいつもこの手順で書いています。
構成のところでパートを多くすれば、必然的に文字数は多くなります。
パートを多くするためには、既存記事から多くの意見・考えを取り出して、それに自分の意見をぶつけていく。
この意見は正しいと思う場合にも、なぜ自分は正しいと思ったのかという理由を書いていくことで、自分の記事としてのオリジナリティを担保できます。
自分の意見といっても「この人の意見いいですよねー」とか「参考になります!」とかそんなしょーもないコメントを読者は期待していません。
「この自分の意見を作る」という部分を多くの書き手は面倒くさがってすっ飛ばします。
もう少し詳しくいうと、自分の意見というのはそんなにスゴイものでも突飛なものでなくてもいいのです。
むしろ当たり障りのない意見になることが多いでしょう。
大切なのは、なぜそう考えたのか?という理由の部分です。
ここで自分といかに向き合うかで、ライバルとの差別化ができるのです。
読者の心に届く文章を書くためには、「自分の意見を作って、その理由を書く」という作業を頭に汗をかきながら、悩みながらやっていくしかありません。
やっているうちに自分の意見を作るのもどんどん早くなっていきますよ!
ぜひチャレンジしてみてください。
ちなみに、ここまででこの記事の文字数は5100文字ほどになりました。
どれくらいの時間がかかったかというと
- 材料集め・意見作りに1時間
- 構成・執筆に1時間40分
- 合計2時間40分でした。